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 鉄オタのサガと言うか本能と言うか。下関で目が覚めた。ここでは機関車の付け替え作業が行われるため、ホームにはカメラを抱えて駆け回る同志諸君が多数いた模様だが今の私にはそんな根性もなく、個室でぬくぬくと雰囲気のみを味わっていた。 

 というわけで再び惰眠の世界に戻ったが、博多で再び目が覚めた。これは鉄道関係のせいではなく、窓を叩く雨の音によるものだ。これが結構激しい。
 天気予報で知ってはいたが、あまり良くない前兆である。ここからさらに南下するうちに天候が回復するのを願うしかない。

 次の鳥栖で「あかつき」を切り離す作業があるが、こちらは先に発車する関係で6分しか停車しない。油断していると置いていかれてしまうので今回は自粛。
 久留米、大牟田と進むうちに天候が回復してきて、終点熊本に着く頃には綺麗な朝焼けが見られた。
 熊本駅で見る朝焼けはこれが最後かと思うと、似合わず感傷的になってしまった。車庫へと回送される「なは」を見送り、続いてやってくる「リレーつばめ」33号を待つ。

 朝の早い時間帯だというのにホームはさむくない。さすが南国だ。調子に乗って熊本の駅弁でも買おうかと売店に向かったが、まだ準備中との事。やむなく阿蘇のジャージー牛乳プリンというのを購入。どうせこの先寝てしまって食べるどころではないのだが、手ぶらで戻るのもしゃくだったので。
 乏しい戦果を手にホームの乗車口へ。ほどなくやってきた「リレーつばめ」33号に乗り込む。車内でプリンと一緒に買った熊本日日新聞を読んでいると、もう新八代に着いてしまう。
 せわしない事この上ないが、ここでまた乗り換えだ。「つばめ」33号は同じホームの反対側で我々を待ち構えていた。乗って、椅子をリクライニングさせて、あとはもう眠りの世界。
 終点の案内放送でうまいこと眼を覚まし、身支度を整える。
 ホームに降り立った第一声は「うわっ、あったかいつーよりむしろこの格好だと暑い」という何とも情けないものだった。

 また、改札の手前でのだめカンタービレのイベントポスターを発見してしまう。オタセンサーは健在の模様。改札を抜けるとまずコインロッカーに荷物を預け、身軽になる。

 この時点でまだ時刻は朝9時を少し回ったばかり。宿をとってある最終目的地指宿には夜に入れば良い。さぁ、どこへ行こうか。行き先を決めるにあたって、まずキオスクで九州旅行案内社版の「九州の総合時間表」を購入。何のかんのと言って九州で旅行するときはこれが一番便利であるため、九州に来るたびに買い直してしまう。これでバス移動も視野に入れた計画が立てられる。

 候補はいくつかあった。前回行って気に入った桜島にもう一回行こうか、それとも滅多に行く機会のない霧島神宮に行こうか、はたまたちょっと遠いが宮崎まで行ってみるか。宮崎まで行くと私のJR全線制覇にはかなりプラスになるので魅力的だったが、宮崎に滞在できる時間があまりにも短すぎるので止めにした。桜島は明日でも行けるという事で今回は霧島神宮行きに決定。
 
 駅ビル内のスターバックスで以上のような企画会議をしている間に特急「きりしま」84号は発車してしまい、次の「きりしま」6号までしばし待機。その間2本ある普通列車で行ってもいっこうに構わなかったのだが、それに乗るとバスの接続がないため、結局国分駅で待たされることとなる。国分駅の駅前がどんな状態か分からないが、少なくとも鹿児島中央駅前より開けているという事もないはずなので待機場所としてこちらを選択。


 のんびり待って、10時50分発の「きりしま」6号に乗る。この列車、外側は真っ赤で派手だが、車内はごく平凡なものであった。車内販売もないという事なので、錦江湾沿いの車窓を堪能した後はひたすら寝る。
 初めての路線に対してこの態度は何だと宮脇先生に叱られてしまいそうだが、長距離旅行のコツは寝られる時に寝ておく事だと思っているので、この辺りはご勘弁いただくしかない。

 それでも肥薩線との接続駅隼人ではちゃんと起きていて、駅構内を眺めたりもしている。タイミングが合わず肥薩線の列車は止まっていなかったが。

 あとはもう霧島神宮駅までごくわずか。山あいを走る単線だが遅れる事なく無事到着。降りて駅舎を見てその派手さに驚きを禁じ得なかった。私も今まであちこち神社神宮名刹にまつわる駅を訪れてきたが、駅に鳥居が立っていたのはここだけだ。

 この時既に携帯電話のメモリーカードが残り少なかったのだが、これは撮らずにはおれない。また、駅前に足湯もあったのだが、すぐに神宮行きのバスが来てしまうため断念。

 バスに乗って10分ほどで大きな石の鳥居が見えてきた。それをくぐって霧島神宮のバス停に到着。バスロータリーの中央に「日本発祥の地」と書かれた標柱が立っており「ずいぶん大きく出たな」と思ったが、ここはニニギノミコト(神武天皇の曾祖父)が高天原から降臨された地。大きく出たなも何もない。日本神話においてここを外すという事は日本のマンガ史から少年倶楽部を外すようなものである。

 マンガで思い出したが、この地から車で15分ほど行くと鹿児島県姶良郡牧園町である。ここをお読みの方には既にピンと来られているかも知れないが、関内・マリア・太郎の本籍地。日程と行動力に余裕があれば現地まで行って記念写真の一枚も撮ってこられたのだろうが、今回はさすがに無理だったが、もし機会があればマ太郎のフィギュアでも持ってきて撮影してみたい。

 昼食を食べている間に霧島神宮駅行きのバスが行ってしまったので、タクシーで隣の国分駅に出る。国分どまりの列車が多いので、国分まで出るとだいぶ時間の節約になる。

 国分駅に余裕を持って着けたので、駅前をちょっとうろつこうという話していたら、妻が古本屋を発見。新しめの本は見あたらなかったが、文庫に関しては宝の山に近かった。特に私が最近収集している南條範夫の本が多数存在していた。カバンに余裕もないので、4冊にとどめたが、それでも大戦果。
 ほくほく顔で店を出、駅に戻った。

 列車は始発だったので無事に座れ、私は車内で買ったばかりの本を読み進めた。列車は定刻どおり鹿児島中央着。

 指宿行きの列車が出るまでちょっとの間があったので、鹿児島中央駅の駅ビル「アミュプラザ」内にある本屋で本を物色。

 黄麹オリゼーが表紙の「CONTINUE」を発見したので迷わず購入。流行ってるなぁ菌アニメ。
 この雑誌買ったことがなかったので、買ったあとで中を見てみたらもやしもん大辞典とか1〜10話解説とか原作者インタビューとか盛りだくさんの内容で一安心。もやしもん以外にも田中圭一のマンガとかコミックボンボン元編集長インタビューとかあってお得感まであった。というかビニールかかってないんだから中を確認してから買えよ自分。

 しかし「黄麹が表紙の雑誌」って醸造の業界紙みたいな字面だな。


 旅先で日常の買い物を卒なくこなし、己のオタっぷりを再確認しつつ、買った本を読んでいるとあっという間に指宿に到着。
 タクシーを捕まえにいく前に駅前広場の足湯につかる。ちょっと熱かったが、移動で疲れた脚には大変心地よかった。じっくりと堪能してからタクシーで宿へ。すっかり我々の定宿になってしまった指宿海上ホテルに到着。

 チェックインをすませ、案内された部屋はオーシャンビュー。眺めもさることながら、波の音が静かに響く点も好ポイント。
 その部屋に着くや否やまずは砂蒸しへ出発。フロントで専用の浴衣とタオルを受け取り、波打ち際の小道を少し行くと砂蒸し小屋がある。しかし、まずはその先の更衣室で砂蒸し浴衣に着替えてからだ。
 幸い空いていたので待つ事なく砂蒸し開始。地ベタに寝っ転がって地熱の力でほっこりと蒸される摩訶不思議。たるんだ身体の脂がじりじりと落ちていくのでいっそここで夜明かししたらさぞすっきり痩せる事と思われるが、そんな非常識な事をして次から泊まれなくなっても困るので15分ほどで外に出る。
 外気温がそんなに寒くないので、終わった後も震える事なく更衣室に戻る。シャワーをあびて部屋用の浴衣に着替え、今度は大浴場へ。

 陽が沈んだ後だったので海を眺めながらとはいかなかったが、砂蒸しでかいた汗をゆったりと流して広い湯舟でくつろぐ。
 上がって部屋に戻るとちょうど計ったように夕飯の時間になる。
 今回は前回食べられなかったものにしようということで今回の夕食は黒豚しゃぶしゃぶと伊勢エビの刺身。
 前菜に妻の苦手なものが結構出てきたのでそれを押し付けられつつ、それでも念願の黒豚しゃぶしゃぶなので大変楽しく食べる。どのくらい念願かと言うと、関西で黒豚しゃぶしゃぶを食べる機会があっても「いや、鹿児島で本場物を食べるんだ」と毎回スルーしてきたくらい、鹿児島で黒豚しゃぶしゃぶを食べる事には念を込めてきた。
 その甲斐あってか、これが大変おいしかった。具体的に言うと、苦しくなるくらいたんまり食べたにも関わらず「でも黒豚しゃぶしゃぶはもうちょっと多くても良かった」とか口走るくらいうまかったのである。

 満腹の腹を抱え、己の身体の「眠い、眠れ!」という要求に従ってとっとと寝た。

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今さらですが非公開に変更
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三十路オタです。そろそろ三十路の残りのほうが少なくなってきました。そんな年齢なので言う事やる事古くさくてすいません。

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