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ふさ千明のおたネタ日記

漫画、アニメその他諸々の感想がメインのブログです。現在は「ここだけの話」シリーズについての感想を中心に運営しております。毎日15時の更新は終了し、現在は再び不定期更新に戻っております。

さよなら絶望先生第二八集 感想

表紙
・大草さんの昭和臭と生活臭に乾杯。というか、これだけ見ると学園漫画とは到底思えんな。とりあえず割烹着が似合いすぎてます。
・割烹着の下は他の面々同様着物ですよね。この組み合わせの漫画の表紙ってのは私の人生初でございます。


表紙カバー下
・「開けないでよ」今までで一番悲しい『開けないでよ』だ。
・作ってるのがインスタントラーメンっぽい。あと、コンロのメーカーがちょっと怖い。


前巻までのあらすじ
・「50円お得な大根を買うため、200円のバス代を惜しまない心意気」大草さんはいつもながら素敵にダメな人。
・内職で地球の平和を守る話はちょっと読んでみたい気がする。戦闘員1ダース倒して800円って、歩合制なんですか大草さん。


表3
・すごーくドリフっぽい。「先生、うえーうえー」って声を掛けたくなる。


目次
・倫様何で垂直なんですか。


第二百七十二話 あいまいな日本の形
・表紙 せっかくの加賀ちゃん着せ替えセットなのにあんまり嬉しくない服がメインなのは久米田先生の照れ隠しですかね。
・P8 「着替えが見当たりません」「どこぞの変態に盗まれたんじゃない?」「そ‥そんな 私の着衣など無価値ですから」謙遜にも程がある。
・P9〜10 「これじゃ」「加賀ちゃんが」「レディー・カガになってしまう」4ページめなのにもうオチが。
・P10 「オシャレ上級者どころか」「これはオシャレ天空人のお召しになる服です」殿上人で来るかと思ったら天空人ですかそうですか。ぶっ飛んでるという意味ではそっちの方がピッタリ来ますが。
・P11 「水は方円の器に従う」先生が先生っぽいことを言っている。
・P11 「形から入る張本人が言ってる」あびるは常に的確。
・P12 「ってまた誰です?」「私の着替えを取り替えたのは?」智恵先生すっかり着慣れているなぁセーラー服。
・P12 「ああ‥ でもなんか」「女子高生な気分になってきた」流されやすいなぁ智恵先生。むしろ流されたがっているようにも見えますが。
・P13〜14 「このメンツでパジャマパーティーとか」「ただの患者の集いにしか」「見えない」やっぱり一番はあびるだなぁ。あびるパジャマは素晴らしい。
・P14 「私きっと血中脂肪が高いの」「ほうらエア疾患を語りだした」奈美のはエア疾患じゃないかも。
・P15 服に着られてもやることが変わらない加賀ちゃん。ちょっと残念。
・P15〜18 この木野くんの話はいい話過ぎる。オチはオチとして。個人的には最後の卒業式の衣装はアリです。
・P19 「形から入るといえば漫画家もそんな人多いのです」「この漫画を描くにあたり作者はこんな仕事場に引っ越しました」「しかし老朽化を理由に取り壊し」「終われって事ですかね」ぜひ新天地を見つけていただいて終わらないでください。


第二百七十三話 唯ぼんやりとしてるから不安
・表紙 先生カッコつけてますな。いや、もしかしたらこれ実は先生じゃなくて兄のほうだったりとかするのかな。
・P21 あびるはやっぱりかわいい。髪を切ろうとどうであろうと。
・P22 「何にでも」「理由があると思うな!!」おっしゃるとおりです。
・P23 「何にでも」「理由があると思わないでよ。」この千里はいつもと違う方向性で陰がありますな。
・P24 「何にでも、理由があると、思わないでよ!」「佐藤先生!本当に理由なんてなかったの!」千里のトラウマのフタが開いちゃった。
・P24 「とかく人は」「理由がないと安心できない生き物なのです」まといは今日もやっぱりタモリのポジション。
・P25 「ご近所トラブルですか?」「もしかして結婚するとか?」奈美は今日も安心のウザさ。
・P25 陽当たり良好!はあだち先生ネタですな。
・P26 理由なく巻頭カラーというのは確かにいぶかしむに値する。
・P27 「え?」「引きこもりになった理由?」「理由なんてないよ」「なんとなくだよ なんとなく」霧ちゃんは生まれながらの引きこもりだと思ってました。
・P28 「理由なんてないんです!」羅列の最後はこれを手にとってる人には不要だと思いました。
・P29 「形が良くて安いと怪しがって買ってもらえないから」『安いからには何かある』という発想はどうしても貧乏人の基本でございますゆえ。
・P30 「わざわざ理由を作り理由あり物件にしているのです」これはやりすぎにも程がある。
・P30〜31 身体異常の理由は分からないといくらなんでも不安になります。
・P32 3のへ。「理由‥‥なんて」「ありません」ないのか。ないのに年度途中で進級なのか。
・P33 「なぜ勝手に乳首を描き足した?」「‥‥」「理由なんて」「ありません」前田さんの手柄でしたかアレは。


第二百七十四話 善いサマリア人ね。善いサマリア人は善いね。
・表紙 この列車は卒業方面行きですか。
・P35〜36 「3年ーっ」「へ組」「絶望先生ー!!」懐かしいネタだ。懐かしすぎて武田鉄矢じゃない声が聞こえて来そうです。
・P36 「せっかく3年になったんだし」「一度やってみたかったのです」「エキストラまで雇って‥‥」生徒はやってくれなかったのか。
・P37 「皆さんの担任を辞することをお許し下さし」辞めたがりは相変わらず。1巻から首尾一貫している。
・P37 「受験のストレス等で」「珍妙な事件でも起こされたらたまりません」気の毒だ。教師も生徒も。
・P38 「もういいです」「他の人に担任になってもらうよう頼みます!」あきらめられちゃった。
・P39〜40 「今の日本は困っている人を助けようと」「ただの善意でした事でも責任を問われる可能性があるのです」「日本には無いからな」「「善きサマリア人の法」が」無いのです。早く出来て欲しいものです。
・P40〜41 「いや‥‥ お前の場合仕事だから」「ただの職務放棄」「医者が 病院に運ばれてきた患者の」「手当てを拒否するようなものだぞ」まぁ、善意も悪意も関係なく、仕事はちゃんとやりましょう。
・P41〜42 マ太郎と大草さんの小芝居は矯正教育の教材としても使えそうです。というか、似たような教材があった気がします。
・P42〜43 そしてハルチリ。これはアリ過ぎて悲しくなる。
・P44 「アシスタントの失敗は責められないと思います」「オマエは仕事ダロ」つくづく前田さんは便利な存在。
・P44〜46 千里が本領発揮している訳ですが、最後の算数の計算式だけは私のツッコミでは歯が立ちません。
・P47 「こんなのプリキュアじゃない」「これお返しします」どんなプリキュアだったのか非常に気になります。細かい所が間違ってた程度では済まなかったんでしょうか。


第二百七十五話 一割の労苦
・表紙 千里が手塚治虫のライフワークっぽい誰かです。
・P49 霧ちゃんのオデコは割と好みなので見られて嬉しい限りです。
・P50 「何やってるんですか」「仕事」「え?」「ひきこもりなのに仕事してるんですか?」「だからニートとひきこもりは違うと何度も‥」霧ちゃんは今まで家事もしてましたし、割と働き者なイメージがあります。
・P51 90対90の法則ですか。私の昔住んでいたところでは、地下鉄を通すにあたって3軒が抵抗した為に割と本気で1割に9割と同じくらいかかったらしいです。あと、鉄道の全線乗り潰しも残りの1割が大変みたいです。私はまだそこまで行っていないので分かりませんが。
・P51 「首相も辞めると言ってからが」「随分長かったり」辞めてくれて良かったですね。ええ。
・P52 「漫画とかも終わりが見えたなってところからが」「長いのかもしれません」もうちょっとだけ続くんじゃ、の、もうちょっとだけのほうが長かったドラゴンボールのことですか?
・P52 「出てしまうかもしれないのです」「しれないのです」出てしまってください。
・P53 「もうちょっとだけ続くんじゃ」「って言ってからが長いんです」長かったので最後まで追いきれませんでした私。
・P54 「残り一口に時間がかかるよね」この奈美は無性にかわいい。
・P55 「仏作って魂入れズ。」「ここからが、時間かかるのじゃ。」千里の場合、どうやって入れるのかを想像すると大変不安になります。
・P55 前田さん…。結婚して前前田さんになってからもキャラ変わりません。
・P57 「90対90の法則に絶望した!」「・岩瀬投入からが(心理的に)長い中日のゲーム」マリーンズファンとして言わせていただきます。コバマサに比べたら万倍マシだと。
・P57 「もう」「90%でいいじゃない」可符香のこのポーズはなんかの陰謀だとしか思えない。
・P58 「90%の完成度なら」「サグラダ・ファミリアが倍建ちます」しかし困った事に今でも90%まで行ってないのですが…。
・P58 「3割バッター1人の年俸で2割7分のバッター2人雇えます」せっかく手元に週刊ベースボールの2012年名鑑号があるのでチェックしてみましたが、球団によっては2割7分のバッターの方が年俸高かったりしてなかなか面白かったです。
・P59 「全身タイツなら2着作れるヨ」その10%の選択肢は誰の指図だ。
・P59 「完成度90%の高速鉄道だったら」「2本敷けます」そういや東北新幹線も盛岡から新青森までが随分かかったなぁ。
・P60 「ゴミのTVを何台集めても」「ゴミだろうに」戦力外4人で4番バッターを獲得できたりはしませんからね。
・P61 奈美の浅知恵。ダメ一休さん。


第二百七十六話 悲しき絶対
・表紙 バンビの不思議な存在感。
・P64 加賀ちゃんは何でも出来るなぁ。『何でもは出来ません。出来る事だけです』って言ってくれないかな。
・P65 「いわゆる絶対音楽ですね」絶対音感じゃないんですね。予想失敗。
・P65 「浮かんじゃいけないんです」「なんで浮かんじゃいけないんですか?」「イミわかんない」奈美の言う事も一理ある。
・P66 「音楽のための音楽 それが絶対音楽」まといも何でも出来るなぁ。
・P67 「芸術の世界には」「テーマやモチーフを持たない絶対芸術という分野があるのです」「そう‥今年我が校の文化祭は」「絶対芸術文化祭なのです」「文化レベル高すぎ!!」振れ幅が大き過ぎますな、この学校。
・P68 ここの千里にこれまで感じた事の無かったえろすを感じました。腰が細いことが初めて威力を発揮したのではないでしょうか。
・P69 2コマともたなかったけど、そのえろすも。
・P70 味がしないけど高カロリーって確かに最悪ですな。
・P70〜71 やおいがそもそも「やまなし おちなし いみなし」なのも今は昔のお話ですな。
・P71 「そんなんでいいなら私の恋愛なんて」「絶対恋愛ですよ」ここはちゃんと拾って二次創作に生かしたいなぁ。
・P72 「ええ‥こんなんでOKなの?」「だったら私次々と思いついちゃうよ」絶対乗車はやったことがあります。長距離なものだと房総半島1周とか飯田線全線とかがあります。
・P72 「絶対でした!色んな絶対でした!」議員でいるために議員活動する人とデモのためにデモする市民は同根な気がします。
・P72 とにかく最後は岩瀬の絶対的抑えも昔を知っている身としては物悲しくなりますな。
・P73〜74 絶対ギャグは危険。あと、奈美の顔。


第二百七十七話 バレときどきぶた
・表紙 さすがに9,800円は高いっす。
・P80 「ネタバレしないでよ」「だって、古事記だよ?」「千年以上前の本を、ネタバレって」千里は本当にダメな子だな。知らないでやっちゃうならともかく、目の前で言うなよオマエ。
・P81 「ネタバレにも時効を作ってほしいものですね」「時効もなにも見てないものをネタバレするのは良くないと思います」藤吉さんに全面的に賛成せざるを得ない。
・P82 「ネタバレもなにも」「史実じゃないですか」史実でも何でも、知らない人にはネタバレです。歴史漫画とか感想書くのも結構気をつかいますぜ。というか、こういうものの感想ってどこまでがセーフでどこまでがアウトなのか、本当に基準が難しいところがありますので、常々悩みどころではあるのですが。
・P83〜84 あびるの幼少期は本当に不憫。にしても中学受験してたのかあびる。
・P85 分かりやすいくらいに黒可符香。
・P86 さすがにこの「スーパー不知火くんセット」に引っかかるのは知性の欠如と言わざるを得ない。ギャグとしてはすっごく面白かったけど。
・P88 まといは是非進学して考古学方面に旋風を巻き起こして欲しいなぁ。
・P89 「先生の全てが書かれています」そしてまといはその全てを把握してしまった、と。
・P90 「ちなみに岡田議員はいつも死にそうな顔をしている」死にそうな顔のままずっと来ているのであのまま安定してしまったようです。
・P90 「依頼が増えてしまって」先生より稼げそうな気がする。
・P91 「さーて 勝手な想像だけで他誌のマンガの」「ネタバレするかな」「海賊のかくした宝」「あれ子宝だよ」「あり」「うる」とりあえず『宝』を第一変換として『高良』と変換してくれたうちのパソコンには指導を入れておくとして。あの漫画が『しろがねもくがねも玉も何せむに…』というオチだったら確かに脱帽です。


第二百七十八話 似勢物語
・表紙 藤吉さんよくお似合いで。というか、かなりホンモノだ。
・P93 見事なまでのシャフト押し。
・P94 「仮装して」「現実を思い知らされるというやつです」「私もしばしばあります」藤吉さんは冷静だ。
・P95 「リアルな私を想像するな!!」恥じらう藤吉さんもなかなかですな。
・P95 「ところで何で袴なの?」「一応カーネーションのコスプレという事で」あのドラマ、職場の昼休みで自動的に流れているので一応どんなドラマか把握してますが、世間的にどのくらいの認知度なのか分からなかったのでここで出て来てビックリしました。
・P96 プロのモデルさんもお仕事なので自分のコスプレするキャラはちゃんと把握して欲しいものです。
・P97〜98 アップルストアのあるあるネタが。ちなみに、これの類似パターンとして店員より詳しい客、というのがあります。
・P98〜99 ウチの親はこういうことをしなかったことに感謝しております。
・P101 「ダメタイガー&バニー」企業イメージが悪化するので確かにダメだ。
・P101〜102 ああ、この人ルーマニア国籍なのかな。というか、このネタは危ない橋を全力疾走してますね。
・P104 酸素カプセルの中が割とこんな感じです。
・P104〜107 こういうのは最終回でやってください。というか、もうちょっとだけ続けてください。ドラゴンボール的な意味で。


第二百七十九話 釣れ釣れ草
・表紙 この角度でのマ太郎はシルエット以外は描写不可能ですな。
・P110 千里、そのスカート丈で釣りはちょっと。
・P110 「釣りは残された数少ない男のスポーツなのに‥」いやもう、男のサンクチュアリなんて世の中残ってないような気がします。
・P111 虫触れないのか先生。自然豊かな地域で生まれ育ってるっぽいのに。
・P112 「狙っていた魚と違うから。」こういう千里には惚れる。
・P112 「狙った魚以外の魚は、外道です。」なんという男前。
・P113 「大抵狙っていたものとは」「別のものが食いつくのです」狙ったものだけがかかるのだったら世の中はもうちょっと分かりやすいと思うのです。
・P114 マガジンを疑似餌扱いに大爆笑。掲載誌ディスるのは自虐ネタって言っていいのかわるいのか。
・P115 「私の入手したアンケートで言えば」「「文字を大きくして下さい」が目立った意見だとか」「リアルに辛い話はやめて下さい!」私はまだ今の大きさで平気ですが、もうそろそろかなぁ。
・P115 「げいごうできませんねえ」「してんだろ。」かえって読みづらいです先生。でもそのうちこれが読みやすくなるのかなぁ。
・P116 「かかった魚は全て」「おいしくいただきます」マリアは骨も尻尾も全部食べそう。
・P116 「なんかオマエしょっちゅうデッサン狂ってるな」それも味のうち。
・P118 「狙ったもの以外が食いつくのは外道!!」アウトドア用毛布をインドアで着るのは節電対策という事でご容赦願いたい。
・P118〜119 金属バットを武器だと認識していた千里ェ。というか、武器としては破壊力に乏しいのでせめて『凶器』にならないか。
・P119 「性的目的者」という言語センスは大いに見習いたいと思います。
・P120 マガジン万能だな。あと、砂漠のネリ消しネタが懐かしい。
・P121 先駆者の重たいお言葉。


第二百八十話 時をかけるニート
・表紙 こんな未来が来るはずだった。でもたぶん、もう来ない。
・P123〜124 未来からやって来るような人はみんなダメ人間っていう発想はさすがだあびる。
・P124 「本当だったら私が読モになっていたのに」読モになったらたぶん食事制限かかると思われるが耐えられるのか奈美。
・P125 「未来人思考」本当だったらこういう話を自分が先に書き上げていたかも知れないのに、というあきらめの悪い発想は先日『狼と香辛料』に綺麗さっぱり打ち砕いていただきました。ありがとうございます支倉先生。
・P125 「今の自分を受け入れられず打開する努力もしない残念な人が」「過去へのタイムスリップを切望するんです」耳が痛いお話です。
・P126 私はタイムスリップできるならもう一度99年くらいのマリーンズの試合をもう一度見たいです。これも1つの未来人思考ですね。お恥ずかしい。
・P127〜129 千里の鬼畜警官としての有能っぷりが久々に見られて嬉しい限りです。我が身に受けたくはないですが。あと、「少し思いました」と自白する加賀ちゃんが可愛いです。
・P130 「本当だったらホークスが去年も日本シリーズ出てたのに」ごめんね。ルールはルールだから。というか、某ホークスファンから『今年も出られないと思ってた』と言われた時には笑っていいやら悪いやら表情に困りました。
・P130 「本当だったらマー君より鮮烈なルーキーイヤーだったのに」マジレスすると、彼は今年次第だと思う。
・P133 まさかの丸井さん。というか、若干かわいくなってるな。
・P134 丸井さん、お兄さんも丸いのな。
・P134 「本当だったら」「第一話で死んでいたはずなのに」「あなたが助けるから‥‥」だとしたら連載じゃなくて読み切りだったんだこの漫画。でも、この流れだとなんか可符香と先生のラブストーリーっぽいな。
・P135 丸井さん、その姿勢は割と危険。


第二百八十一話 曾根崎心中未遂
・表紙 確かにこの流れだと未遂っぽいな。
・P138 「最初から未遂で終わらせるつもりの行為だったわけで」「未遂が最終目的って事でしょう」未遂の達人ですからな先生は。
・P139 「いつか未遂失敗して本当に死んじゃいますよ」太宰先生も歩んだ道ですな。
・P139 「心中しましょうか」「先生 以前おっしゃってくれました」「死ぬならいつでも一緒に死んでくれると」随分と古い証文を持ち出して来ましたな。
・P142 「使う気のないニセ札作りで」「逮捕されたり」ニセ札は作った時点で犯罪です。
・P142 てれるらりんからぱっじんかーという流れで藤吉さんに萌えてしまいました。簡単ですいません。
・P143 「なぜ載せたあああ」「殺す気か」編集部は最終防衛ラインなので、誤審の内容にお願いしたいところです。
・P143 「未遂目的が未遂で終われると思うなよ!!」肝に銘じます。
・P143 「仮名のつもりが本名を忘れるほど浸透」私も最近某所では本名を知っている人にも『ふさ千明』と呼ばれます。もう10年使ってるので致し方ないか。
・P144 「私‥ずっと」「仮入部なんです」そのまま卒業する人もいるそうですな。
・P144 未遂を許さない女に関しては予測できてました。ええ。
・P145 アカバネ84を引退するのか奈美。
・P146 「撤回前提の引退宣言かよ!!」「私は、引退未遂を許さない。」その画鋲はちょっと入れすぎだ。
・P147 「建物は完成させてはいけないんです」加賀ちゃんはこういう格好がよく似合います。
・P148 「誰だああ完成させたのは」「衰退が始まるじゃないか!」衰退したら建て替えたらいいんです。
・P148 「未遂で止まれると思うなよ」未遂でお願いします。


集刊みんなの葬儀 第8号
・藤吉さんの持ってる遺影が人違いです。せめて中の人がつながっているキャラの顔にして欲しかった。
・あと、大草さんは葬儀に参列しているというより借金の取りたてを待ってもらってる人みたいです。


絶望学級通信
・ミスター小モノさん、久米田先生経由で絶望放送行きというある種の理想的なルート達成おめでとうございます。
・香港からの投稿か…。国際郵便乙。


紙ブログ
・旧姓前田さんのテレビ取材の件、久米田先生経由だったんですね。やっぱり絶望先生の読者がスタッフに居たんでしょうか。
・誤配は旧姓前田さんの責任ではないので…。あと、今回の件がとらのあな史上最大規模の誤配となったのは初めて知りました。
・勿論ネタなのでツッコんだ時点で負けなんでしょうけれども、それでも次回作の打ち合わせにはツッコミを入れざるを得ない。何でそんなにざっくりしてんですか。


三浦さんが適当に言った「温泉もの」というキーワードだけで考える次回作のコーナー
・これ、普通に読んでみたいんですが、そのために絶望先生が終わってしまうのは困ります。
・「秘湯に行ったら秘女子がいた。」秘女子ってフレーズはいいですね。こういうセンスは盗みたくてもなかなか盗めない。あと、私のパソコンなので当然『ひとう』と打ったら第一候補は『日塔』と出ます。


予告新連載「加賀のあや丸」
・次回作は加賀ちゃんが主人公か…って徹底して次回作ネタで押して来ますね。
・賀がつく人が全部忍者だということになると、当然満賀道雄もですね。分かります。


裏表紙カバー下
・丸井さん押しがいよいよ始まった。
・あと、三珠ちゃんの嬉しそうな表情が破壊力高いです。


裏表紙
・一方でカバーは加賀ちゃん押しです。綺麗な姿勢で謝罪。いつもの加賀ちゃんですが、カラーなので威力高いですね。相変わらず藤色がよく似合う。

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最後の最後に大ネタを仕込んできたKTR

 再三拙ブログで取り上げさせていただきました北近畿タンゴ鉄道のけいおん!ラッピングトレインですが、ラストランとなる2月19日にコスプレイベントを開催するそうです。

 車内でコスプレというのもなかなか愉快な上、オリジナルヘッドマークを掲げて走るというのは実に鉄オタ的にもグッと来るのですが、「※一般のお客様と同乗」というのが実に気になります。そんなに本数が多い路線ではないので、ラッピングトレインも普通に地元のおじいちゃんおばあちゃんもご利用になったりすると聞いてますが、何と言うかキツい光景になりそうな予感がします。大丈夫なんでしょうか。ちょっと心配です。ちょっと。

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近代麻雀2012年3月15日号 感想

バード
・その車に乗って着ているのがチェックのシャツか。天才の考える事はよく分からない。
・東京ドームで何やってるかと思ったらライブデスカソウデスカ。麻雀何にもカンケーないなぁ。
・麻耶と瑠璃か。インパクトのある名前ですね。やっぱり女性キャラの名前って大事だなぁ…。
・「どれほど科学が発達しようと人は運命の気まぐれから逃れる事はできません」「言い換えればギャンブルは神が人間の限界を知らしめる象徴なのです!!」科学の限界を説くのはカルトの常套手段。
・「不敗の麻雀力は私達が真に神の使徒たる証!!」何の神様なのか。麻雀神か。
・ラブ&ピースって。ヒッピーか。
・「300戦無敗…!?有り得ないわ」有り得ないというか、もはや違う競技のようだ。
・動画中継ならようつべよりニコニコかユーストのほうが。
・「ハーバードと東大を卒業したエリート官僚の才媛ッ!!」「星野百合さん(年令秘密)ですッ!!!」伏せるのか。というか、両方卒業するのに何年かかるんだろう。
・「運も実力も霞が関No.1だ!!」選抜のための闘牌はやっぱり国会待機中にやったんでしょうか。
・「でも美人ならなおさら!!簡単にかませ犬にはならないわよ!!」「彼氏いない歴=年令!!ひたすらキャリア街道を歩み続けて来た私のプライドに賭けてッ!!」本音が痛すぎます星野さん。
・「最近の若いのは役無し四向聴からでも平気で鳴く!!」「攻められる内は過激に攻めて危険と見たら徹底してオリる!!美学も哲学も無い合理主義さ」勝利を徹底して追及するのも美学の1つだとは思いますが、小ネズミのように感じる向きもあるでしょうな。
・「な…何ですとォーッ!!?」反応が一々面白いな星野さん。
・麻耶の謎暗カンから一発裏ドラで16000。「得意の」って言ってる奴がいるからこれが常套手段の模様。
・「ダブロンのお返しね」なんだかんだ気にしてたのか最初のダブロン。
・「ハ…ハコテン!!霞が関の最終兵器と呼ばれるこの私が何たる屈辱ッ…」何でそんなに中ニ病をこじらしてしまってるんだこの人は。
・「競技麻雀に来た事を死ぬほど後悔させてあげる…」「時代遅れの魔法使いにね!!」今回見た感じでは何らかの仕掛けが有ることはうかがえましたが、こうやって見得を切る以上その仕掛けにも相当の自信がある模様。


雀荘うえだ繁盛記
・写真が植田さんの小柄さを強調しております。金子プロと並ぶと特に。
・勝てず負けずと言うのは確かにネタに困りますな。それでもキーホルダーやら色紙やらを引き当てているのは強運ですな。


ムダヅモ無き改革 獅子の血族編
・三笠村という村はあったそうですが、島は探しても見当たらなかったのでこの辺はフィクションですね。
・妹さんは涼音という名前ですか。なんか後々出て来そうな予感。
・ゴンズイって名前は随分久しぶりに聞きました。風の戦士ダン以来かな。ちなみにリアルで猛毒があるそうなので皆様ご注意を。
・「話をさせてくださいッ…!!」「村長ッ!!!」村長の息子だったのか乾。
・身体にダイナマイトくくりつけて脅迫する息子は嫌です。
・消費税と言えばこの人、竹下さんのご登場。たしかに小刻みに震えていた記憶があるなぁ。にしてもこの造形はUFOキャッチャーで掴みやすそう。
・「しかしこちらもただ要求を受けるわけにはいきません」「私と"めくり"勝負をしてもらいましょう」「負ければその場で散華なさい それでよろしいかな?」こういう淡々とした迫力を演出する力量が素直に羨ましい。にしてもモデルになったこの方は当時はトッちゃんボウヤくらいにしか思ってませんでしたが、その後色々資料を当たってみたら割とリアルで鉄火場くぐって来てたみたいですね。でなかったら自分のクビを賭して消費税通したりしませんわなぁ。
・「黙ってなさいダボハゼが」「"漢"と"少年"の区別もつかんからいつまで経っても三流議員なんですよッ…!!」言われてる議員が現副総理っぽく見えるのは私の偏見でしょうか。
・「佳い勝負でしたよ」いい背中だ。んで、この人も使えるのか轟盲牌。
・「妹の命が救われたのは科学の進歩によってです」「しかしまだ救えぬ命の方が多い」「人はいつか時間さえ支配することができるようになるでしょう」「しかし 今は幼い人類の科学文明を」「あなたの個人的上昇成功欲のためにッ…」「その歩みを止める訳にはいかないんですッ…!!!」思わずアツくなるシーンですが、近麻よりもジャンプとかに載ってそうな展開になってます。
・「むぅぅ!!みずからの体をアースにしてテスラコイルの電流を逃しているッ!!」「レンホー議員の上昇志向は底なしだああっ!!」完全に冨樫と虎丸ポジション。
・見開きで両腕テスラコイル!
・「ダブルテスラコレダー!!!」キン肉マンのようなヒキ。私も読みながら少年時代に帰ったような心持ちでした。


むこうぶち
・ああ、なんという俺得な表紙。このコンビで薄い本が出たら買ってしまいそうな自分が怖いです。
・いつでもどこでも有能そうな後堂。破れた後も変わりないようで何よりです。
・「終わりました?後堂さん?」破れて変わっちゃったのはこの江崎ですが。いい方に変わった気がします。あと、なんで八街さんの落花生なんか食べてるのか。
・「いや〜忙しそうにはしてますが」「その実退屈の限界に見えたのは気のせいかな?」「華僑が犯罪で稼いだ幽霊資金を資金洗浄する為のトンネル会社で」「そんなにマジメに働くなんて要領悪いのでは?」「アナタだって元は悪徳不動産屋のやり手課長でしょ?」「自分の時間を作るには仕事をテキパキ片付ける以外ないと後承知のハズ」なんて事の無い会話のはずなんですが、無性に楽しくなる自分が居ます。悪党、しかも自覚のある悪党同士の会話ってのは実にいいものですな。
・「月島商店にいた時と仕事的には変わりませんなァ」「要するに俗物社長の有能秘書だ」どこにいても自分のスタイルを変えられない人って居ますね。
・「私は仕事も上司も選ばない性格ですけど…」「予定通りキッチリ業務が進まないと気分が悪い」不器用だな後堂。
・江崎からはビジネスのお話。この2人でコンビ組んで行って来いっていう劉大人の指令を蹴ってしまう江崎の別件って何でしょうね。
・「この通りお願いだ後堂さん」「ご多忙でしょうが私の代わりに行って貰えませんかね?」ニヤニヤ笑いながら頭を下げる性格の悪さよ。
・「頭を下げるなんて恥とも思ってない人間に下げられてもね!」「ま…そこまで頼まれては仕方ないですが」ツンデレか後堂。
・「テキパキとはいったものの…」「傀が来るような卓とは聞いてなかったですよ!?」さすがに動揺するわな。
・初対面のように無視して来るのは傀のお家芸。「ならば私も無視しましょう」「標的は上家の社長ですしね!」とか考えちゃうところは、既にやや傀の術中か。
・「何でも即リーチする手合いは」「社長業によくいる型です 苦にはしません」「苦にはしませんが…」「間4ケンなんかより出てない筒子の愚形で待ってたりするから怖い」よく物が見える人ですね。
・チーしてツモずらし。傀の得意業炸裂で標的の社長2連勝。
・細かい動作を見抜いて動く後堂の特性を傀が見抜いてフェイクを仕掛け翻弄。上級者同士の見えない攻防。
・「戦略を変えますよ」傀狙いに標的変更宣言。しかし、この後堂という男はなんか空回りしそうで若干心配。

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後藤沙緒里のいろはにほへと第177回「バレンタイン」感想

・「配信日は2月14日」「は、はぁ、はっぴぃばれんた 言えない!」素直に言うよりよっぽど魅力的なお言葉をいただいた。
・「だって、超かわいく言ってねって台本に書いてあるんだもん」「言えない言えない、そんなに可愛くできない!」逆説的に台本のリクエストに応えているとしか思えません。
・「男子の皆さん、いかがお過ごしですか?」今年は妻からと、おふくろからと、あと昼食の配達弁当の中に1個入ってましたねぇ。最後のは心遣いがかえってササクレを生む結果になりましたが。
・「私はきっと家族と」「当日がバレンタインだった現場さんには何か持っていくかも知れないけども」「去年もあたしビスケットを作っていたので」「今年もまた作ろっかなぁくらいに」現場さんが羨ましい。
・「女子の皆さんは大変な時期なのかな」「義理とか、義理とか」あとは友チョコとか、ですか?
・「男子はドキドキしながら待っていてね」感謝の気持ちを忘れないように心がけております。
・「そのときどうする?さおリサーチ!」「バレンタイン、人妻はどうすんですか?」「『台本に書いてあるんですけど、ラブラブ』」「ちきしょう。なんだよ、ラブラブなんですね」「なんか作るんですか?手作り派ですか?」「『買い物するのが好きだから、買っちゃいますね』」「買った方が私も良いと思います。おいしいから。絶対に」「チョコだけですか?あげるのを」「『私って』」「私そんなつもりじゃなかったんだけど」「あなた自身を捧げたいんだったらそうすればいいじゃないですか」「ごちそうさまでした」この漫才、どんどん加速してますね。もういっそ1回まるまる使ってやってみて欲しいなぁ。
・「メールを紹介していきたいと思います」「つい気になる福袋、あまりいいもの入ってないしな、と思いながら歩いていると、そこそこ好きなお店で『福袋最後の1個です』と言う声が」「そのとき後藤沙緒里なら…スルーします」「福袋、やっぱあんまり興味がわかないかな」「あんまり入ってないと思うんです。やっぱり。私も」「どうですか?買いますか?買わない。ですよねぇ」私もその手のもので買った事があるのは絶望放送のSZBH納涼セットくらいです。
・「中身わからないとこわーいと思って買えないですね」賢明なさおりん。
・「できたてほやほやの犬のフンを踏んでしまったさおりん」「ふと前を見ると、フンの主らしきワンコと飼い主が歩いています」「後藤沙緒里なら…帰ります」「仕方なくないですか?」「注意するか否かって事?」「おめーの犬のフン踏んじまったんだよ見ろよって?」「違ったらどうするの?」「シラをきられたら?」「そんときどう対処すればいい?教えて」君子危うきに近寄らず。
・「あたしは…そうだなぁ」「普通に後片付けしてお家帰ると思う」「しょんぼりしちゃって」「できたてほやほやって結構来るんだよね」「踏んだ事あるけど」あるんだ…。まぁ、おうちに犬の居る家庭なら不思議の無い話ですが。
・「コンビニ弁当(温め済)を買って帰っていると、目の前にラーメン屋の屋台が」「匂いにつられて急にラーメン食べたい度がアップして来ました」「そのとき後藤沙緒里なら…ラーメン食べる」「また温めればいいじゃない」「『傷みそうじゃないですか?』」「平気だよ」「ラーメン食べたくなっちゃったんだもん」今年も相変わらず『武士』と書いて『もののふ』なさおりん。

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習作「ぼくときみのたからもの」

 リハビリがわりに資料がなくても書ける話を書いてみました。最初にお断りをしておきますが、この物語はフィクションです。ええ、フィクションですとも…。100%ではないですけども。


   ぼくときみのたからもの

 先日、家でアニメ化物語を見た。休日を丸々使って全話見終えて、妻と感想を言い合っているうちに、第十二話のラストシーンに話題が及んだ。
「宝物ねぇ…。見せてもらったよねぇ」
妻が人の悪い笑みを浮かべる。
「悪かった、あの時は本当に悪かった」
私はこの話題になると、本当に弱い。


 記憶の糸をたどる。
 戦場ヶ原ひたぎにとっての宝物があの星空だとしたら、私にとっての宝物は何だったか。大切な人と一緒に見たい景色は何だったか。

 彼女が出来たら球場で一緒に観戦して盛り上がりたい、というのが長年の夢だった私は、その年一番になるだろうという試合の観戦に当日つきあっていた彼女を誘った。誘ったと言うより、拝み倒して来てもらったというほうが正確だ。

 時は今を去る事7年ほど前、8月末の日曜日。どうしてもこの日でなければならない事情があったため、交代制勤務の私は休みを確実に確保するため事前に根回しをしたりとちょっと面倒があったが、無事に休めて、最寄り駅で合流できた。
「今日はありがとう」「ホントだよ」
 関東と関西でそれぞれ離れているため、また互いに社会人ということで会える時間は限られている。その貴重な1日を野球観戦の為だけに費やすというのは、自分から言い出したことながらかなりの贅沢である。
 駅からは夕暮れ時の街をゆっくりと歩く。我々が向かったのは花火も見られる野外球場。海に面していることをその名に冠したスタジアム。懸念された雨も降らず、暑さもほどほどと観戦するにはなかなかの好条件。

「なに、これ?」物心ついてから野球場に来るのは初めてだと言っていた彼女は、球場周辺が屋台街になっている事に戸惑っていた。「野球場じゃないみたい」「最近こうなった」私は私でごく端的に説明し、お勧めの店の解説等をする。

 巧みに行列を避けて買い出しを済ませ、浮き足立ちながら入場ゲートをくぐり、いつもの場所へ向かった。

 数年前まではこの球場で席の確保に苦労する事等なかったのだが、この年は成績好調だった事もあって毎試合席の確保に往生させられた。この日は特に大一番となる試合だったので、観戦仲間の協力がなければ2人分の座席を外野に確保すること等出来なかっただろう。

 そう。
「お疲れ様です」「お疲れ様です」我々の周りにはいつもの仲間が居た。この日は私の自慢の彼女のお披露目にもなったのだが、これがまず彼女を怒らせてしまった。

 人見知りの彼女が、事前の覚悟もなく衆目にさらされたらどんな気持ちになるか、すっかり浮かれていた私は脳裏によぎる事すらしなかった。

「さぁ、これが、俺の愛して止まない眺めだ」精一杯格好をつけて紹介した光景は、間違いなく私の宝物だった。ライトスタンド中段から、眼前に広がるグラウンド。海風と鴎のスタジアム。マウンドにはようやく復帰なったエースが、球場中の声援を一身に受けてピッチング練習をしている。「チームが弱い頃必死に投げてくれたから、ケガで何年も投げられなくても、みんな待ってたんだ。つらい時に支えてくれた存在って大きいよな」と言うと、彼女は少し苦い顔をした。それを不思議に思ったものの、守備につくスタメン選手達がグラウンドに登場すると、彼等についてあれこれとエピソードを絡めつつ語る私は、そのことをすっかり忘却の彼方へと置き忘れた。

 試合は、ホームチームの有利に進んだ。1回裏、いきなり先制点が入った時には「やっぱり勝利の女神だった!」と彼女に抱きついたりもした。その時だけは、ちょっとだけ、本当にちょっとだけ嬉しそうな顔をしていた。

 4回裏にも4番のホームランで追加点。6回にもさらにホームランが2本出て、一方投げてはエースが相手打線をゼロに抑えていた。応援のボルテージを上げる一方で、ほったらかしにされたと言われない程度には配慮していたつもりでいた。それが、どんなに愚かな勘違いだったかはすぐに思い知らされることとなったのだが。

 7回途中、ゼロに抑えたまま交代するエースの背中に割れんばかりの拍手を送り、後続のピッチャーがマウンドに上がったところで「もういいでしょ!」と一喝された。涙をぽろぽろとこぼしながらこちらを睨みつけ、その場から立ち去ろうとする彼女を訳もわからず引き止めようとしたが、それが余計火に油を注ぎ、手を振り払われてしまった。呆然とする間もあらばこそ、観戦仲間へのあいさつもそこそこに後を追った。

 引き止めては振り払われ、繰り返すうちに球場のすぐ外にある砂浜にたどりついた。大歓声が響いて来たので、おそらく試合は勝ったのだろう。しかし、今の私にはその事もあまり意味を持たなかった。ようやく立ち止まってくれた彼女に対して自分に何が出来るか、何をすべきか。
「ごめん。すまん。悪かった。許してくれ、とは言わない。気が済むようにしてくれ」
「ひどい!今日のはひどかった!」
お腹立ちはごもっともなので、頭を下げた状態で責められるままになる。
ほったらかしにされたこと、苦手な人ごみと大音量の中に2時間以上も居る羽目になったこと、そして。
「どうせ私は一番つらい時にそばに居てあげられなかったよ!」
と言われたとき、私は自分が踏んではいけない地雷を炸裂させた事にようやく気がついた。

 私の就職先が住み慣れた土地を遠く離れた先だったこと、ロクに運動もした事がないくせに体育会系な仕事内容だったこと、そしてそんな私を一時期だけとは言え支えてくれた別の女性が居たこと…。

 それをずっとずっと気に病んでいたのか。こうなっては私も全てをなげうって詫びるしかない。青ざめて土下座まがいの体勢までとって、10分以上をかけてようやくお許しが出た。

「もういい。もういいよ。今度は私の宝物にもつきあってもらうから!」
そうして、それから1年程の未来、嫁入り道具として我が家に運び込まれたガンダムWのDVDボックスは劇場版まできっちりと鑑賞することとなったのである。

                ぼくときみのたからもの  終わり

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アニメ偽物語第五話「かれんビー其ノ伍」をテレビで見た人間の、作品の感想ではない何か

 たまたま、土曜日にBS11を見る機会に恵まれまして。リアルタイムでテレビアニメの最新話をテレビで見る、という事自体が大変久しぶりで。確認してみたら懺・さよなら絶望先生以来なので約2年半ぶりになりますか。

 感想を書く、レビューをするという作業は作品を自分なりに摂取し消化した上で生み出していくものなのですが、今回はその辺の事を一切意識せず摂取と消化に専念して見てみました。

 そして感じた事は、自分はこんなにも楽しい物から遠ざかっていたのか、ということです。漫画や小説では得られないアニメならではの五官のゆらし方。大変な愉快。アニメって面白いなぁという至極当たり前の事を再確認しました。

 見終えて、「来週が楽しみ」という言葉を久々に口にしました。まぁ、我が家で見られる毎日放送は深夜帯にも程があるだろうという26時28分からな上、どうやらBS11より1週先行しているようなので次回はニコニコ動画で追いかけるスタイルに戻す事になると思いますが、普段よりも大きな画面で楽しめた事は、私にとって割と大きな出来事でした。

 今日の夕食時、東京での即売会イベントから帰ってきた妻にこの話をしたところ「オタクが足洗うなんて、無理だから」と言われました。いや、正確に言えば今までだってオタクから足洗ってたつもりはないんですけどね。そもそも足洗っていたらこのブログ、タイトルに偽りしか存在しない事になりますし。今までは新作アニメをリアルタイムで追いかけるためのコストを払う事を躊躇していただけのことです。要はオタ活動を収縮させていた、というか。
 まぁ、オタクは生涯オタクとして生きていくしかないさだめなんでしょうね、やっぱり。世の中には齢80超えてまどマギを見ていたという大正生まれの豪傑もおられるそうなので、その辺を目標にしていきましょうか。

 何にせよ、これでようやくアニオタとしての戦線復帰を正式に果たした思いです。ロートルの出戻りですが、皆様なにとぞよしなにお願い致します。

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狼と香辛料全巻読了しました

 あっというまに全巻を買い揃え、読み終えてしまいました。全部読んでみて、その内容や展開を堪能させていただきましたが、その一方で昔自分が書こうと目指して書けなかった理由をまざまざと突きつけられた想いです。

 支倉先生は16巻のあとがきでこうおっしゃっておられます(以下引用)。

「資料を読む際にも、ファンタジー小説を書く人向けに出されている本は決して読まず、ほぼ学術書に絞りました。中世経済史も入門と書かれたものは読まず、理解できないのを承知で専門書ばかりにしました。神様についての話も、世界の神様事典みたいなものは読まず、『聖書』と『金枝篇』に絞りました。難しい本読んでるんだぜ、なんて見栄の部分もありましたが、私は自分に才能があるとは思っていなかったので、才能がある人たちと同じ本を読んで、その才能のある人よりも面白い小説がかけるとは思わなかったのが一番の理由です。」(以上引用終わり)

 何に敗北感を感じたかと言って、この部分ほど強烈なものはありませんでした。
 そうですよねぇ。才能云々はさておいて、後発の人間が面白いものを書こうとするなら、こういう発想と覚悟、そして努力は確実に必要ですよね。発想はともかく、私自身の中の覚悟と努力の不足に関しては恥じ入るばかりです。

 その昔三国志と西遊記を足して2で割った話を、シルクロードを舞台に書こうとしたことがございます。当時、某大学の中国文学科(当時の名前です。今は違う名前の学科になっております)に在籍していたので、大学の研究室の書庫から資料を引っ張り出しては必要なところを転記したり当時の地図をコピーしたりして色々自分なりには資料を収集したつもりでしたが、せっかく手の届くところに会った専門書籍をちゃんと読み込んだことはありませんでしたし、身近にいた大学の教授助教授講師の方々にも教えを請うことはしませんでした。今思えば浅はかな話です。ちゃんと創作活動というものに向き合っていなかったと言わざるを得ません。

 そもそもとして、当時の私がそこまでしたとしても、本作のホロに匹敵するどころか、小説のヒロインとしてしっかりキャラ立ちのする女性キャラがちゃんと書けたかどうかも疑問が残るところですが、勝負はそれ以前についていたのだと思うと、納得するしかありません。


 そんなわけで、楽しめた以上に勉強になりました。

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買っちゃいました

 「化物語音楽全集」と狼と香辛料ドラマCD「狼と桃のはちみつ漬け」。



 今化物語の方を聞きながらコレを書いていますが、いやぁ、いいですわ。実にいい。あの名作オープニングテーマソングをフルで聞けるのが何より嬉しいです。一番のお気に入りは「sugar sweet nightmare」です。「あきらめたまま今も待ってるの」というところが一番のお気に入りです。いやはや、堀江さんは天使っすなぁ。


 一方、狼と香辛料のほうは電撃の公式通販で買ったおかげかポストカードがついてきました。



 林檎で一杯のかごを持っていたずらっぽく笑う賢狼様でございます。うむ。これは買った甲斐があったという物です。
 ただ、このドラマCD、第2弾って書いてあるんですけど、電撃の公式通販で第1弾が見つかりませんでした。新品在庫は無いようですね。とりあえず物自体は他の通販で見つけたんですが、買うかどうかはまだ未定です。

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寝る前に

 オタ回帰が行き過ぎました。2月5日に書いたあと、『化物語』は全話視聴した上に、『偽物語』にも手を伸ばしてしまいました。ついにリアルタイムのアニメに追いついちゃいました。こうなったらあとはテレビで追いかける所存です。ここに感想を書いたりはしないと思いますが…。
 また、曲も大いに気に入ったのでCDも発注済です。すっかりトリコです。オープニングの各曲がmeg rockさんだったのも大いに後押しをしてくれました。私、この方のお書きになる詞、大好きです。

 一方、『狼と香辛料』は原作小説を9巻まで購入し、6巻まで読破しました。ドラマCDも1本発注済です。

 どっちも面白いです。実に。双方の方向性が全く違うのもまた良かったんだと思います。食傷気味になる事もなく、一気に流し込むことができました。そのおかげでしょうか。久々に脳内がドーパミンだかなんだか出てきてじんわりしました。

 あまりの面白さに、変なところのスイッチが入ってしまいまして。すっかり創作熱が再燃してしまい、なんだか色々書きたくなってしまいました。もちろん、しばらく書いてこなかったのであちこち錆が浮いており、再起動がかかるまでには時間がかかるでしょうし、一番良かった頃のレベルまでは戻らないかも知れませんが、それでもこの火が自然消火するか、強制消火されるかするまではしばらくあがいてみるつもりです。

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近代麻雀2012年オリジナル3月号 感想

牌王伝説ライオン
・人間、何やってもダメなときはある。でも、よりによってこのタイミングで。オリ打ちを狙われた事は私にもありますが、アレに引っかかったときはそれはそれはへこむものです。
・潜水時間3分は長い。しかもサメ入りの水槽だとすれば余計長い。
・1分、2分と経つ時間。「落ち着け…」「まだ大丈夫」まぁ、でも流石にそこが限界。「ヤベエ」「死ぬ」堂嶋だって人間だもの。
・そこにサメが。弱り目に祟り目。「堂嶋終わったーっ」「痛えじゃねーかこのヤローッ」終わるような堂嶋じゃなかった。でも噛み付くかサメに。
・「生還」「…とんでもない奴だ」何度もそう思わされます。
・「サメに襲われた時は鼻にパンチするか」「目かエラに手をつっこむのが効果的だ」「襲われる前に言え!!」言われたからって出来るわけでもないような。
・犠牲になった堂嶋よりも、犠牲にならなかった3人の方が空気が重い。
・そして、やすやすとカモがかかった。「堂嶋流負け日脱出法」「自分より下を作れ そして」「普通には打つな」私のような人間だと、普通に打たなければ、それはそれで裏目に出るだけだったりしますなぁ。


aki
・「12000!」時代を感じさせる格好だなぁ。
・「1日3000円」「ノルマ達成!!」日銭というか、生きるための銭確保。
・お着替えシーンはありがたいですが、客が着替えているところでカーテンを開ける店員はいかがなものか。
・「これであなたも「アムラー」よ♪」そうかそうか。あれからもう15年か。
・そしてまた同じ雀荘へ。しっかしこれ、当時雀荘に居たらさぞや浮いたでしょうなぁ。
・振り込んで点棒投げる奴は麻雀をやらない方がいい。自分も他人も不幸にするタイプだ。
・「そんな麻雀楽しいか?」「……今は」「楽しいとか」「楽しくないとか」「関係ない…」「生きるためだから…」そういう意味では全てが鉄火場なんだよなぁ。
・ああ、こないだの老人は小島プロでしたか。こうやって人は繋がっていくんですな。


ワシズ−閻魔の闘牌−
・今度は潜水艦ですか。しかし、かえすがえすも原先生は島がお好きで。
・今回は偽札ネタ。混乱期ですから実際にも色々あったようですね。物凄くインフレするからあんまり儲からなかった、みたいなお話もあったそうで。
・今回の対戦相手はうさんくささ満点。とってつけたような特徴だらけ。
・日本の警察じゃなくてMPが出てくるあたりが時代を感じさせてくれます。
・「待てっ」「賭博罪は現行犯でしか逮捕できないハズだ!!!」冷静だなハヤブサ。でも果たしてこの相手にそんな言葉が通用するのか。
・つかまされた偽札。今でも治安の悪い国に行くとこれに類似した案件があるそうで。怖いっすなぁ。
・A号日銀券の噂は当時実際に流れていたもののようですが、こういうところのセンスが将来的にMMR的何かに繋がっているような気がします。
・今回の仕掛人は小柴でしたか。あきらめが悪いなコイツも。
・「覚悟を決めた方がよさそうだぞ」「ヒヨッ子諸君!!」おお、鷲巣様が髪を縛った。これもなんかの伏線なんでしょうねぇ。憶えておきましょう。
・「監獄六区だ!!!」いつもながら原先生は『それが言いたいだけだろ!』ってつっこませるのがお上手ですな。

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