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漫画、アニメその他諸々の感想がメインのブログです。現在は「ここだけの話」シリーズについての感想を中心に運営しております。毎日15時の更新は終了し、現在は再び不定期更新に戻っております。
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 ○月○日

「まといちゃん、ちょっといいかな」
「何?」
休み時間、先生について教室を出たところを呼び止めた。
「えーと。今更だけど、あたしと先生の事、全部知ってるんだよね」
「うん」
「邪魔しないのが不思議だなーって」
「邪魔して欲しいの?」
「そうじゃないけど、あたしだったら、じっと見てるなんてできないから」
たぶんすぐにおかしくなってしまうと思う。
「あたしだって平気なわけじゃないけど、先生のことをただ見守っていたいだけだから」
「だからみんなには黙っててくれるの?」
「日記には書くし、写真も撮ってるけどね」
「えー。日記はともかく、写真?」
「大丈夫。先生のことしか写してないから」
「…それはそれでなんか嫌」
自分の存在が無視されているようで、なんだかすっきりしない。一番いいのは先生のへストーカーをやめてくれる事なんだけど、間違いなく無理だろうしなぁ。
 先生からも「常月さんの事は気にしないようにして下さい」って言われてるし…あたしが慣れるしかないのか。うー。釈然としない!

(元ネタの話特にナシ)

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「大草さんって結婚してるんだ」
「うん」
「大草さん同じ17歳なのに落ち着いてるし、何か違うなぁと思ったんだけど」
「そう?」
「すごいね。尊敬しちゃうよ」
「すごくないよ」
「だって、学校に通って、家の事もして、いやいや、そんな事より年上の男の人捕まえて結婚までしちゃうなんて、すごいよ!」
「学校はともかく、家の事はなれればみんなできると思うよ」
「そうかなぁ」
自分に置き換えてみたら、とてもできそうにない。そんな話を少ししてから、思い切って相談してみる事にした。
「そういえば、私の友達も年上の男の人と付き合ってるんだけど、なんか色々大変みたいで、悩みとか聞かされるんだけど、大草さんなら何か良いアドバイスできないかな?」
「私でよければ」
「なんかね、その子は学校の先生と付き合ってるんだって。で、やっぱり卒業までは隠さなきゃいけないから色々大変なんだって。その上、その先生が結構他の子にも人気があるから気が気じゃないんだって」
「そっか」
大草さん、ちょっと遠い目になった。
「うちのだんなも浮気性なんだ。だけどね、やっぱり好きだったら最後は自分のところに帰ってくるって信じて待つしかないないって思ってる」
「おとなだぁ」
「だからその子に言ってあげて。たとえ相手に何があっても、好きなら付いて行けば良いって」
こうやって文字にしちゃうとたったこれだけの言葉なのに、大草さんが言うと物凄い説得力があった。やっぱり結婚までした人は違うなぁ。
「結婚するまでも大変だけど、してからも大変だから。だから、頑張ってね、日塔さんも」
「え、いや、あたしは…」
「大変よねぇ。先生人気あるから」
超あせった。バレバレじゃん。
「でも、先生なら苦労のしがい、あると思うよ」
「ありがとう」
うつむいて小さな声でぼそぼそと言う事しかできなかった。これからも大草さんには何かあるたびに話を聞いてもらえる事になった。大草さん、昼休み疲れて寝てたり内職していたりするから、なるべく迷惑をかけないようにしなきゃって思うけど、身近に分かってくれる人がいる、話を聞いてもらえる人がいる、頼っていい人がいるのってすっごく心強かった。でも、まわりにバレないように気をつけなきゃ。特に、先生を狙っている人達には。

(第八集第七十四話「十七歳ね 自分のシワをつかんで見たくない?」より)

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○月○日
今日先生と「どちらにするかさんざん迷ったあげく全然違うもの選んじゃう事」という話をして、家に帰ってからふっと「もしかして私が選ばれたのもそういうことなの?」と思った。千里ちゃんか、まといちゃんか、もしくは霧ちゃんかで迷ったあげくの私って事は十分あり得る、というか、今まで謎だった「何で私なのか」への回答としてはあまりにも的確すぎて物凄く物凄くへこんだ。
明日、先生の顔をちゃんと見られそうにない。また学校休んじゃおうかなぁ。
(第十集第九十六話「私は日本には帰りません そういう決心をできませんでした」より)

○月○日
結局学校休んじゃって、夕方先生が様子を見に来てくれた。最初は会いたくないって言ったんだけど、先生に頼まれると拒みきれなくて、部屋に入れてしまった。
やっぱり来てくれた事が嬉しかったんだと思う。
学校にいかなかった理由を聞かれて、なかなか言えなかったんだけど「私のせいですか?」という先生の言葉に負けて全部話しちゃった。
「……日塔さん、私の事が嫌いですか?」「そんな事はないです。先生の事、好きです!」「私もです。それではいけませんか?」せっかくの先生の言葉に、ちゃんと返事が出来なかった。そしたら先生は「皆に隠して付き合っている以上、寂しい思いをさせる事も多いでしょう。理由とか根拠とか、目に見えないものに形が欲しくなる気持ちは分かるつもりですが、それでも私はあなたの事が好きなのですよ」って言ってくれて、やさしくやさしく、キスをしてくれた。
嬉しくて嬉しくて、涙が出た。


親不知な事、増えちゃった♪もっとたくさん増やせると良いな♪
(第十集九十七話「隠蔽卒」)

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○月○日
今日、うちの父が不倫している事を知った。よりによってクラスメートから教えてもらった。その上クラス中に知れ渡ってしまった。突然会社は辞めるし、うちの父はホントに何を考えているんだか…。
うちの父が特別なのか、それとも男の人はみんなそんな感じなのかな…。今のところ先生は大丈夫みたいだけど。もしかして私が知らないだけなのかも知れないけど、もしそうだとしたら、分からないようにするのも思いやりなのかな?よく分からないから、また今度遠回しに聞いてみたい。まぁどうせ、「そんな余裕はありません」「あなた一人でも大変なのに」とか言われて終わっちゃうんだろうけど。
(第八集第七十九話「碁石を飲んだ赤ちゃん」より)

○月○日
今年のバレンタインはみんなで示し合わせて先生には贈らない事にした。いつもいつも当たり前みたいに受け取られてぞんざいに扱って文句を付けてくる先生へのお灸という事で千里ちゃんから提案があった。何でも裏切り者には「神の裁き」があるとかないとか。もし事前に先生にチョコの事聞かれたらどうしようかと思ったけど、聞いてくれなかったから何も言わなかったら、当日チョコもらえない事に落ち込んでた。あの落ち込み方、やっぱり他の子のチョコも欲しかったんだろうな、と思うとやっぱりお灸に参加して正解だった。


…あとでこっそりあげたけど。
弱いなぁ、私。
(第九集第八十二話「大チョコもり」より)

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※何度も書いてますが、時系列は順不同です。

○月○日
今日はホワイトデーだった。こないだのデートの時におねだりした「一度でいいから、みんなの前で私の事を好きって言って」というワガママ、ホントにやってくれるとは思わなかった。先生をちょっと困らせてみたかっただけだったのに。
「このタイミングで返すな!」って言っちゃったけど、ホントはとっても嬉しかった。だって、そのあとも「好き」ってもらえたのは私だけだったから。
お返しの品を見ていた時、可符香ちゃんに「あれ?奈美ちゃんのだけシールが赤いね」って指摘されたときはドキッとしたけど、特にそれ以上突っ込まれなくって良かった。
(第五集第四十一話「白い虚構」より)

○月○日
「あなた、高校生の分際で、ブランドモノのバッグ?」「あなたには、ブランドものの紙袋で十分よ!」
ドキッとした。
先生のプレゼントだってバレたのかと思った。あとでちゃんとバッグを返してもらえたから良かったけど、今度からデートのときだけ使うようにしなきゃ。
(第五集第四十五話「身のたけくらべ」より)

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※時系列は順不同ですのであらかじめご了承ください


○月○日
先生から「昨日、あなたの出てくる夢を見ましたよ」って言われた。どんな感じだったのか聞いてみたら「夢の中では普通じゃなかった」だって。でもそれ以上は何度聞いても教えてくれなかった。気になるー。
(第五集第四十七話「夢無し芳一の話」より)

○月○日
昨日可符香ちゃんが気になる事を言っていたので先生に確認してみた。「クラスの女子全員先生のお手つきってホント?」そしたら先生は「もしそうだとしたら?」って逆に聞き返してきた。「嫉妬するけど、今はあたしだけだったら、いいかなぁ…でもやっぱりヤダ!」例えば、仮に、の話でもあんなに嫌な気持ちになったのに。やっぱり物わかりの良い女になんかにはなれなかった。「あなた一人で手一杯です」っていう言い方は、なんとなく気に食わなかったけど、ちょっと照れている先生がかわいかったので、まぁいっか。
(第五集第五十話「新しくない人よ 目覚めよ」より)

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 というわけで、不定期に書いてみます。


  ○月○日
 今日から日記をつけ始める事にした。なぜなら、今日から先生と付き合い始める事になったから。
 ダメもと、というかほとんど勢いだけで告白しちゃったけどまさかOKしてもらえるとは思わなかった。
 ただし、「卒業するまで人前では隠し通す」という条件がついてしまった。えー、と思ったけど、「あなた、スコップで埋められたいですか?」と言われると何も言えなかった。
 マジメな話、バレたら先生は辞めなきゃいけなくなるし、私だって学校にいられなくなるだろう。2人でこっそり付き合うって、これから卒業まで結構あるけど、うまくいくのかなぁ?

  ○月○日
 今日は先生とデート、だったんだけど。
 珍しく先生から誘ってくれて、嬉しかったんだけど。
「うちのクラスで野球に見に来るような人もいませんし」ということで、2人で球場に行ったまでは良かったんだけど。
「これで3時間は2人っきりですね」って言われて嬉しかったんだけど。
「あの選手はこういう選手で、このチームはここが面白くって」って結構熱心に教えてくれるのがかわいくて良かったんだけど。
 途中で「いけない。大草さんがここでバイトをしてる」という事に気がついてしまって、言おうかどうしようか迷ったんだけど、やっぱりバレたらダメだから、「先生、大草さんが売り子してます」って耳打ちして、しぶしぶ席を離れた。
で、先生が大草さんと接触してから出て行ったんだけど、先生カモフラージュのためとは言え大草さんに抱き着いたり、私に「わざと性能落として普通にしてる」とか、ヒドすぎ!
 今度絶対埋め合わせさせてやるんだから!
(第十一集第百六話「劣化流水」より)

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 とはいえ書き上がらなかったので予告でお茶を濁すだけですが。

 久しぶりなのでどのくらいのペースでどのくらい書けば良いのかとか全然把握できてない見切り発車なんですけれども、こちらで「日塔奈美の普通日記」という企画をやります。

 これは先生と奈美が実は付き合っているという設定を組んで、それがバレないように原作ではああいう態度を取っていると言う解釈で実はあのシーンのセリフにはあんな意味があった、と勝手に付加していく二次創作短編連作です。

 思いついた順に書いていきますので、原作の時系列は無視していただくようお願いいたします。

 何で奈美なのかと言いますと、絶望放送のおかげというのもありますが、他のキャラだとその日記内容の信憑性が疑われてしまうからです。千里だとそれこそ「と、日記には書いておこう」になってしまうので大変なヤンデレ臭が漂う事になります。

 まぁ、ぼちぼちやっていきますし、何しろ原作のちいさな絡みを拾っていくのでそんなに数も作れませんが、期待せずにお待ちください。

 あ、もちろん、普段のブログとしての更新も続けますので念のため。

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 仕事がいい感じにヒマなおかげでしょうか。なんだか二次創作の筆が進んでおります。久々に「書きたい」という状態になっております。先日ZEROSIGHTさんの掲示板に「糸色望風俗日記その1」を投稿させていただいたんですが、本日「その2」のアイディアが浮かびまして、早速取りかかっております。一時期の全く書けない頃がウソのようです。
 仕事に追いまくられていた時期「時間さえあれば、時間さえあれば書けるんです」と言っていたことで閻魔様に舌を抜かれるかと思っていたんですが、どうやら事実だったようです。ウソから出た真とはこのこと

 人間余裕が必要ですね。ちなみにその1は加賀ちゃん、その2はマ太郎です。書けたらまたZEROSIGHTさんに投稿させていただこうと思っておりますので、もしよろしければご覧下さい。

 ここはレギュレーションがありますもんですから、自作の二次創作が載せられる日は来るかどうか。非18禁ってもう何年も書いてないものですから、読めるものがちゃんと書ける自信があまりありません。絶望先生の二次創作ギャグってアニメにだいぶやられちゃったから引き出しが空っぽに近いというのもありますが。

 今年台湾に行く予定なので、そこでのネタ拾いがうまく行けば「GS美神台湾大作戦」が仕上がるかもしれませんが…。

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 4月になってから勤務が比較的楽になりました。泊まりもなくなり、土日が仕事でつぶれることもなくなり、ようやく生活に余裕が生まれてきました。

 一方でプロ野球開幕したのでそっちに時間を持っていかれたりもしてますが、どうにかこうにかブログ以外の文章も書けるようにもなってきました。で、昨日というか今日未明に一本形になったんですが、内容がここのレギュレーションに引っかかるものでZEROSIGHTの掲示板に投稿してきました。興味を持っていただけた方は右のリンクから飛んでみてください。一応絶望先生モノです。

 他にも書きかけのものはたくさんあるので、徐々に片付けていければと思います。問題はほぼ全てここのレギュレーションに引っかかるということで。自分のブログで発表できないというのはどうにかならないものでしょうか。

 レギュレーションに引っかからない無難なギャグものでも書ければいいんですけども、思いついたネタは短くまとめて絶望放送のオープニングコントに投稿してしまう可能性が高いのでここに載ることはないかも知れません。

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旧世代オタクなので言う事も発想も古いです。
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ふさ千明
年齢:
49
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男性
誕生日:
1975/04/02
職業:
今さらですが非公開に変更
趣味:
読書、創作活動(文章のみ)、野球観戦、旅行、食べ歩き
自己紹介:
四十路オタです。そんな年齢なので言う事やる事古くさくてすいません。
艦これ提督ですがリポートをここにあげたりとかいう事はしておりません。攻略記事を書けるほど上手でもないので。
一次創作及び二次創作に関してはpixivで発表しております。興味をお持ちいただいた方は上部のリンクからお願いいたします。
拙ブログはリンクフリーですが、ご一報いただけるとありがたいです。
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