アニメ版めだかボックス最終箱「黒神めだかがいなくても」感想

　毎度ですが未放送地域の皆様方に慮りましてネタバレ回避を行ないます。お手数おかけしますが本文は「つづきはこちら」からご覧いただきますようお願い致します。

アバン…？
・「代償として負ったダメージは大きかった」「めだかちゃんはあの後向かった病院でそのまま入院する運びとなり」校舎ひとつ人力でぶっ壊してますからね。
・「めだかちゃんの無遅刻無欠席無早退の記録はよって残念ながら途絶えてしまう事となった」
・「今日は俺たちにとって初めての、黒神めだかの居ない生徒会である」主人公の居ない最終回ってのは空前絶後ではないはずですが、なかなか珍しいかと。
・今回は主題歌無しですか。製作会社違いますけど『偽物語』も最終回は無しでしたね。この辺は尺の問題ですかね？

Ａパート
・扉に騙されかけましたが、よく見たらテントですな、この生徒会室。しかも『代理』って紙貼ってあるし。
・「平和だー」いい笑顔過ぎる３人組。
・「なんだこれ。何も起こらないぞ」「これまでトラブルの原因があたかもめだかさんにあるようじゃないか！」語るに落ちてる気がします。
・「所謂名探偵のパラドックス！」「事件が起こるから探偵が居るのか、探偵が居るから事件が起こるのか」会長閣下の場合は事件未満を事件にしちゃう人だからなぁ。
・「どうする？こうなったら私たちが率先して事件を越してみる？」もがながもう帰って来れないところに行っちゃった感がある。
・「メディアミックスのためのメディアミックスが横行するアニメ業界みたいな事をしたらダメだろう」「「たしかに！」」君たち。
・「メディアミックスのためのメディアミックスが横行するアニメ業界みたいな事をしたらダメですね」大事な事だから繰り返したのか。
・「めだかちゃんがかなりのトラブルメーカーである事は否めねぇけどなぁ」「とにかくあいつはおとなしくしとくってことができねぇんだ」おとなしくしてたらもはやキャラ違いとすら思えます。
・「確かに人吉の言うとおりだとも思うんだけど」否定はしないんだな。
・「でも、トラブルメーカーっていう言葉も黒神さんに対して、私はあんまりしっくり来ない気がするんだけどね」「黒神さんはトラブルを作っているわけじゃなくて、トラブルの種を掘り起こしてるんだとおもうんだよ」「種に水をやって、肥料を与えて、丹念に世話をしている」「みんながなぁなぁですませているところに波風を立てているっていうか」「結局めだかさんのせいだと言ってるのは変わらないし」「じゃなくて」「黒神さんのせいかも知れないけれど、それは黒神さんが悪いっていうわけじゃなくて、黒神さんのせいでトラブルになってしまうような元の状況が悪いんだよ」「少なくとも私の時はそうだった」「放っておいたらどうなっていたか分からないような種を黒神さんは育ててくれて、ちゃんと花を咲かせてくれたよ」早期発見早期治療。名医めだか、というわけですか。
・その写真、結局貰った上に飾ってるのか、もがな。
・「俺は無理矢理生徒会に入れられただけで、一緒に居たいわけではねーですけどね」「仕方なく一緒に居てやってる、くらいの気持ちですよ」男ツンデレ炸裂。
・「そんな事ばかり言っていると、将来ヒドい目に遭うんだからね」もう既に、何度も。
・「目安箱を見に行けば？」「トラブルの種が投書されているかも知れないよ」問題発言。
・「投書そのものがあるかどうかもわかんねーぞ」「ありました」理事長じゃなかった。
・餅原ってーと日豊本線の駅ですな。あと、声が井口さんだ。
・「あの程度で心折れないように頑張ろう私達」仲良くなったなぁ、こいつら。
・「なくしちゃった駒を見つけて欲しいんだ」私も実家には将棋盤あったくらいには将棋好きでしたけど、なくしたことはなかったなぁ。もともとあまりなくなるようなものでもない気が。
・「すごい！この駒本黄楊（つげ）じゃない！」見ただけで分かるのか。それはもしかして将棋が好きだからとかじゃなくて金目のモノだからですかもがなさん。
・目をグルグルにして口角泡を飛ばし熱弁するもがな。もう株がストップ高どころか売買不成立なレベル。
・「お前に金の話を振った俺が悪かった！」でも、もがなが一番輝く瞬間でもあるからこれからも振ってあげて下さい。最終回ですけど。
・「値段の事もそうなんだけど、古くらから将棋部に伝統的に伝わる一品なの。なくしたじゃ済まないんだ」備品ですからね。
・「なくした駒の種類はなんだい？」「王将」将棋は何が無くなっても困るもんですが、それでも一番なくしちゃいけないモノが…。
・３人とも三角巾と割烹着似合うな、オイ。と言うかソレ、前にも見た気がするんだがもしかして生徒会の備品なのか。
・「黒神さんがお休みしている今の生徒会は王将の欠けた将棋盤みたいなものだからね」「あいつの一本槍なところは香車って気もするけどな」そんな、盤面飛び出しそうな、挙句地球一周して戻ってきそうな香車はイヤです。
・「めだかさんはやっぱり王将だろう。全ての方向へと動ける唯一の駒さ」「めだかちゃんなら王で王手を打ちかねませんよ」「できるの？」「まぁ、そうはないことだけどね」自分の玉（王将）を相手駒の利きにさらす手は反則なので、かけた時点で負けです。
・何でギターが部室にあるんだ将棋部。
・「俺たちはちゃんとめだかさんにとっての飛車角金銀になれているんだろうか」飛車角はともかく金銀はもがなが似合う。字面的に。
・「一致団結しておかないと」直後、息がまったく合ってないというお約束。赤いオデコの３人組。
・「結局なかったねぇ。行方不明の王将さん」まぁ、これで見つかって話が終わったら逆意表ですけど。
・「君は今まで手伝いもせず、どこに隠れてたのかな？」「ひょっとして他に心当たりがあるんじゃないですか？」部長、ずっと怯えたような態度だからこれが図星さされてるのかどうか今イチ判別できない。
・「この辺の似たような駒で代用」「無い」「この将棋箱の中にも王将が無い」他の箱からまぎれてて３つ入ってたって事は経験ありますけど…。
・「部室の中の駒からは、全て王将だけが消抜けている、か」「こうなってくると、事は単純な紛失事件とは言えないな」「もはや盗難事件と見るべきだ」全部ってのはさすがに人為以外の何者でもないですからね。
・ようやく気付きましたが、部長の髪留めが歩だ。
・鉈山は知らなかったので調べてみたら南さつま市の山でした。
・誰よりも強く、誰よりも部長にふさわしくない、か。実際問題指す才能と人に教える能力はイコールじゃありませんからねぇ。


Ｂパート
・「こんにちは。生徒会執行部ご一行、引く事の黒神ちゃん」おお、小林ゆうさんだ！ゲストキャラが知ってる声優さんばかりってのは、私のようにアニメ視聴から遠ざかってしまった人間には嬉しいサプライズ。
・「私もう将棋部員じゃないし」紹介文にも（元）ってなってましたな。
・「王の居ない将棋盤ってのが餅原さん達はお望みのようだったしね」これはもう自白だよなぁ。証拠能力云々はさておくとしても。
・高校生プロってのはさすが箱庭学園の特待生ですねぇ。
・「あの子は他人に厳し過ぎる」「初心者にも自分と同じレベルを要求して怒鳴り散らす」それでもし初心者が自分と同じレベルだったらソレはソレでプライド傷つきそうなんですけど。
・「弱い事は罪じゃないけど、強くなろうとしない事は罪だもの」格闘漫画なら何度となく目にした耳にしたセリフですけど…。
・「私達運動部じゃないんだし」「私達はあなたじゃないんだから」「あなたと違って一生将棋を続けるつもりなんてないし、私達楽しく部活をしたいだけなの」いやいや、楽しみとしてこそ一生続けられると思うんですけど…。
・「鉈山さんにはできれば将棋の強さじゃなくて楽しさを教えて欲しい」怯えつつもちゃんと言うべき事を言い切った餅原はやはり部長の器。
・「あなたと同じで、自分より下の人間につくつもりはないわよ」上下をどこに見つけるのか。そもそも将棋部の部長は将棋が部内で一番強い人間がなるものなのか、というのは野球部やサッカー部のキャプテンをどんな人間がやるのか、と置き換えて考えると分かりやすいですな。実際、雑用がイヤでその手の役職に一切つかなかった先輩が居ましたなぁ。
・「王将がなくなってるのに気付くの遅すぎでしょう」自白その２。
・「あとは先生方にお任せしよう」「阿久根先輩、ちょっと待ってくれませんか？」「先生に言いつけて終わりでいいなら、目安箱なんていらないし、生徒会だっていりませんよ」やはり会長閣下の流儀を一番に受け継いでるのは善吉なんだなぁ。
・「めだかちゃんならこうするんじゃないですかね！」「勝負しようぜ！鉈山先輩！！」ああ、納得。
・ハサミ将棋かと思ったら回り将棋でした。ハサミ将棋だと戦略性が出てきちゃうから運オンリーの回り将棋じゃないとこの場合ふさわしくないか。
・「こんな将棋しかできなくしたのは、あんただ！」「駒から王将抜かれりゃ、こうでもするしかねーだろが」「あんたがやったのはこういうことだ！」「なくなって困るものじゃないって言うけど、困ってからじゃ遅いんだよ！」よく言った。こうやって実際の対決じゃなくて口舌でねじ伏せたり打ち倒したりするのは西尾先生らしいですねぇ。
・王と玉の関係は阿久根の言う通りですが、個人的には『王手』って言葉に比べて『玉手』ってのが物凄く言いづらいから地位がひっくり返っちゃったんじゃないかと愚考しております。
・「高飛車っていう言葉の語源は将棋の駒なんだけど」もがなかわいいよもがな。
・無事解決のエピローグとともにエンディングテーマ。将棋部の凸凹コンビかわいいなぁ。
・花を持ち寄る３人。選んだ花にも各々の趣味が出てますな。
・ラストは会長閣下の名台詞でシメ。
・「続く。」と思ったら続くのか。ともあれ第１期お疲れ様でした。楽しめました。