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明けて2日目。時差は1時間しかないので特に支障はない。カーテンを開けて窓の外を見ると、空は良く晴れている。あまり暑くなると困るが、まずは観光日和と言っていいだろう。
 朝食つきなので、券を持ってバイキングへ。
 昨年同様バラエティ豊かというか無国籍にもほどがあるというか。定番のパン、白飯、シリアルに生野菜各種はもちろんのこと。ご当地メニューな中華惣菜、和食からは味噌汁に沢庵に茶そば、あんころ餅があると思えば洋食からハムソーセージにワッフルやパンプディング。デザートとして各種フルーツも揃っており、果ては蒸したサツマイモも置いてある。
 気の向くままにチョイスし、締めのコーヒーまでしっかりと美味しくいただく。 

 満腹になったところで、相談タイムとなる。さて本日はどこへ行ったものか。今回もやはり行きたいところが沢山ある。全ては回りきれない。こういう時は優先順位の高いものから片付けていく方が良かろうということで、まずは買い物を済ませて後顧の憂いを断とうという結論になった。
 台湾を訪れる動機は数々あるが、中でも台湾でしか買えないものの買い出しというのは特に強い。
今回はまず花博公園に新しく出来た神農市場を目指す。
 国父紀念館駅から板南線で台北駅へ。ここからは淡水線に乗り換えて圓山駅で下車。目の前にあるのが花博公園である。
 ここは2010年に行われた台北国際花の博覧会の跡地を利用して作られた公園で、台北という大都市の中にあると思えないほど広大である。
 目指す神農市場は駅近なので困らなかったが、道二つ向こうにある天使生活館に行こうと思ったら2キロ以上歩かなければいけないようだ。広大にもほどがある。
 さて、その神農市場であるが、ここは台湾各地の産物、特に農業関係のものを中心に集めたマーケットである。



 国を代表する特産品のお茶は勿論のこと、はちみつ、ジャム、ドライフルーツに調味料、麺類各種
等々取り扱いは豊富である。ここなら最近すっかりハマってしまった台湾産珈琲もあるだろうと期待をして訪れたのであるが、お茶の一割にも満たない棚面積ながら確かに存在していた。
 台湾産珈琲はお茶に比べれば生産規模は実に小さいもので、価格はそれなりにお高い。しかし飲めば納得するだけの実力があると私は思っている。阿里山や凍頂、杉林渓といった高級烏龍茶と同じく、高原の澄んだ空気を思わせる透きとおるような香りに私はすっかり魅了されてしまっている。
 烏龍茶は入手するアテが多々あるのでここでは買わず、珈琲のみを戦果としてお店を後にする。

 MRTで台北駅へと戻り、板南線に乗り換えて西門駅に出る。珈琲を求める行脚パート2は駅前にある蜂大珈琲店。ここでは台湾産豆で淹れた珈琲がいただけるということで前から気になっていたお店である。
 妻はブレンド、私は台湾珈琲を注文。ブレンドも香り豊かであったが、やはり台湾珈琲は格別だった。昼時だったのでなにか腹にたまるものを一緒に頼んでもよかったのだが、ここは敢えて珈琲だけをじっくりと楽しんだ。
 と、珈琲を堪能した後は烏龍茶の番。
 日差しが強ければタクシーでの移動をと思っていたが、幸いにして程よい曇天。目指す場所までそう遠い距離でもないので歩くことにした。蜂大珈琲店から西門駅へと戻り、大通りの中華路を北上。横丁の漢口街へ入って5分も歩けば台北老店(老舗)として知られる峰圃茶荘に到着する。
 毎年のようにお世話になっており、台湾に来れば顔を出さずにはいられないのは良い茶が手に入るからというのもあるが、やはり店主のお人柄だろうと思う。
 試飲試食として振舞われるお茶やお菓子をいただきながら会話するその言葉の端々ににじみ出る温かさはまるで親戚の家に来たかのよう。
 今年などは「円安だから大変でしょう?」と懐具合の心配までしていただいた。まぁ、確かに毎年同じぐらいの量を買って帰るのに今年は円換算すると過去最大額の出費になってしまったのだが。
 購入量が多いので(一番大きな紙袋2つ分)ホテルへ配達してもらうことになるのも毎度のことだが、おまけにマンゴーをいただくことも恒例になってしまっているのはいいのだろうか。毎回ホテルに戻ってからいただくのだが、味は濃厚で素人の私にも安物ではないなと一口でわかるくらいには美味しい。
 帰り際には「お昼はもう召し上がられましたか?」と聞かれ「いえ、まだなんです」と答えると「近くのいい店をお教えしましょう」と手ずから店への地図を書いて教えてくれた。
 點水樓というそのお店は小籠包が美味しいそうで、「鼎泰豊もいいお店ですが、こちらも負けません」とのこと。
 何は無くともまず小籠包。これを2籠。上海菜飯というピラフとチャーハンのいいところを集めたような中西折衷的料理があるのだが、これが好物なのでメニューに発見した時の喜びは大きかった。
あとは東坡肉に季節の野菜炒めを注文。
 小籠包は確かに鼎泰豊に負けず劣らず。並ばずに入れる分こちらが有利とも言える。大量の針生姜と一緒に酢や醤油をつけてどんどん口に放り込む。
 上海菜飯はベーコンと青梗菜を具にした中華風ピラフ。

 なんだかんだと昼食を食べずにおいて本当に良かった。心底そう思える味に出会えて、老板(オーナー)への感謝の念で満ちる。
 あとは台北駅前のNOVAというミニ電気街のようなビルに立ち寄って細かい買い物をしようと足を向けるも、改装工事中。近くに別のチェーン店もあるのだが、気力が削がれてしまったのでMRTでホテルに戻る。
 結構歩いて体力を消耗したので、軽くシャワーを浴びてお昼寝タイム。最初は仮眠のつもりが結構な熟睡になっており、眼が覚めるとすっかり日が暮れていた。
 さて、どうするか。買い物に関しては本日の結果がそれなりに満足できるものであったし、選択肢の自由度はそれなりに高い。
 実は前から行きたいところがあった。行義路温泉というのか紗帽谷温泉というのか、ガイドブックによって名前が違うのだが、MRT淡水線の石牌駅からバスかタクシーで行けるところに日本風の温泉があるとのこと。旅の疲れを温泉で癒して体力回復、という目論見なのだが。その中でも川湯温泉という店は雰囲気も良さそうで気になっていた。
 ただ、妻の方がいささか渋っていた。以前訪れた北投温泉は川が天然足湯状態になっているほどの豊かな湯量なのだが、その足湯で湯当たりを起こしたことがあるので、また同じことになるのでは、と警戒気味だった。
 とは言え、疲れをとって翌日の行動をスムーズにしたいという思いは同じだったので最終的にはオーケーが出た。
 最寄り駅まではホテルから30分もかからない。ラッシュの時間帯ではあったが、MRTは本数が多いので混雑はそれほどでもない。まぁ、日本の乗車率が異常でそれに慣れすぎているというのもあるとは思うが。
 さて、石牌駅からはどうするか。温泉街までは地図を一目見ただけでもわかるくらいに山道の連続なので「バスだと酔いかねないから」と主張したところこれが通り、タクシーを選択。
 運ちゃんに川湯温泉と書いたメモを見せればすぐに伝わり、レッツゴー。
 5分としないうちにうねうねとした山道に入るが、それに合わせたように沿道の家々は急に豪華なものになる。台北市内は地下が高くて一軒家が買えないというのが定説らしいのだが、このあたりにくるとそうでもないらしく、凝った造りの家々がずらりと並んでいる。中にはどう見ても『お屋敷』と呼びたくなるような日本風建築もあった。
 そんなこんなで退屈知らずの道中は楽しく過ぎて、温泉街に到着。運ちゃんは『川湯』と書かれた、この上無く分かりやすい看板の前につけてくれた。



 ゲートをくぐり階段を降りていくと、スピーカーから大音量で流れているのは演歌だった。よく似た台湾の曲の空耳的聞き間違えだとかではなく、思いっきり日本の演歌。私は詳しくないので誰のどんな曲かはわからなかったが、日本語なのはさすがにすぐ分かった。
 階段の脇には鯉の泳ぐ池もあり、公式サイトによると『純日本風味』なのだとか。まぁ、よくある「頑張ってるけど、違うよなぁ」ではない。ここはかなりの本格派だ。何しろ露天風呂で、入浴方法も海外でよくある水着着用方式ではなく、日本流の全裸である。







 チケット売り場で入浴券を購入し、受付の人にもぎってもらって中へ。半券は食堂で割引券として使えるのである。
 下駄箱に靴を預けるとすぐに脱衣場。ここにはちゃんとコインロッカーもあるし、鏡やドライヤーも備え付けてある。小さいが別室にマッサージルームもあり、超ベテランと思しき老人が笑顔で待機していた。
 マッサージはかなり魅力だったが同行者がいるので今回はパスするとして。さぁ風呂だ。温泉だ。
 手早く衣類や荷物をロッカーに放り込んでタオル1枚を手にして浴室へ。まずは洗い場にて汗をしっかり流す。ボディーソープもシャンプーも備え付けのがあるので、その辺の不便もない。
 さっぱりしたので、浴槽へつかる。大きい熱めの湯と小さいゆるめの湯に冷水ジャグジーの3種類があり、まずは広い方へ。
 熱めの湯が全身にしみる。そこかしこに溜まった疲労が湯の中に溶け出ていくようで、なんとも言えぬ心地だ。手足を広げて全身で湯を味わう。所謂『濃い』お湯質で、その上源泉かけ流しなのもいい。効く。実に効く。露天の解放感も効果を高めてくれるようだ。
 ただ、熱めなのであまり長く入っていられない。一旦あがって夜風で涼む。
 涼んでいて気がついたが、多くの人がペットボトルや水筒で飲み物を持ち込んでいる。早速真似しようとタオルで水気を拭って脱衣場に戻ったが、ロッカーを開ける前にハタと気づいた。小銭がないので、一旦開けてしまうともう閉められない。
 しおしおと浴室に戻り、足を洗ってぬる湯のほうへつかる。こちらは頃合いの湯温で長く入っていられる。ただ、狭い上に打たせ湯があるので人口密度がかなり濃い。
 ここは地元の方々の憩いの場でもあるので、ここは譲り合うのがいいだろう。ほどほどに楽しんで、再び夜風に当たって身体を冷ます。
 しかし、さすがは温泉と言うべきか。保温性に優れていてなかなか体温が下がらない。やむなく冷水ジャグジーに入って強制的に冷ます。
 程よく下がったところで再びゆる湯へ。たまたま誰も使っていなかったので打たせ湯にもチャレンジしてみたが、なるほど人気があるのも納得の極楽加減。
 ただし、血行が良くなればなるほどノボせやすくもなるので長く入っていられないという諸刃の剣。
 最後にあつ湯に入り直して、シメとした。

 外に出た時、まだ妻の姿はなく。出てすぐのところにあるベンチで夜風で涼をとりながら待つことにした。
 照明が強いので星空を楽しめないのだけが残念だが、それすらもさして気にはならない。MP3プレイヤーを取り出して好きな音楽たちとともに5分待ったか10分待ったか。
 女湯から上がってきた妻の姿を見て思わず一言。
「またダメだったか」
「うん…」
また湯あたりしてしまった模様。
 ただ、今回はペース配分を工夫したのでそれほどきつくはないとのこと。夕飯も食べられると主張している。
 ここはもともと温泉レストランなので食事が可能であるし、先程の入浴券の半券を使えばその分の値引きもしてもらえる。しかし今回は敢えて別の選択をしたかった。ここに向かう道中、タクシーの車窓にある店を見つけたので。
「夕飯、ひげ張にしたいんだけど」
「あ、いいよ」
ひげ張。正確には[髪/胡]鬚張魯肉飯。
 日本においては以前神戸三宮の駅前に店を構えていたこともあり、我々には馴染みのある店。現在では石川県に2店舗あるのみになってしまったので、わざわざ兼六園観光に際しては昼食に立ち寄るくらいには愛用している。
 ただ、台湾に来れば台湾小皿料理を食べられるお店はそれこそ山のようにあるのでなかなか選択肢に入ることはない。
 それでも、今回のようなチャンスがあるとなれば話は別だ。
 店の人にタクシーを呼んでもらおうかと思ったが、割と遅い時間までバスが走っているらしいので待ち時間のロスを避けてバス停に向かった。
 長い長い階段を登り、さらにその先の坂道を登って大通りに出ればすぐそこにバス停がある。次の時間を確認するまでもなく、嘘のように出来すぎたタイミングで坂の上からバスが降りてくる。
 乗り込む際に何事か言われたのだが聞き取れずまごまごしていると身振り手振りで座るように示してくれてようやく意味がわかった。
 慌てて席に着くと、すぐさま右へ左へ車体が揺れる。行きがけにもこの道行きは体験したが、バスだからか下りだからか、帰りの方が揺れる。これは注意されるのも当然だ。
 石牌駅前のバス停で降り、妻の体調を再度確認。問題ないとのことなので勇んでひげ張へ。
 店内に入ると、レジの前に列ができている。結構夜遅くなのに並ぶくらい混雑しているのか?と思ったところ、これは持ち帰りのようで、我々は列に加わることなく空いている席についてメニューをもらう。
 色々迷いはしたが、最終的には魯肉飯と季節の野菜炒めにスープの定食という定番を夫婦おのおので微妙にアレンジして注文。
 料理が来るまでの間店内を眺めていて気がついたのだが、雰囲気がほか弁や吉野家のそれに近い。日本においてこそ珍しくて美味しいものが食べられるお店であるが、台湾においては馴染みのある料理をお手ごろ価格で提供している地元のチェーン店もなんだもんな、と納得する。
 こんな当たり前のことすらも、体感してみるまではピンとこなかった。
 そんな話をしているうちに料理はやってくる。食べてしみじみ思うのは、台湾小皿料理万歳!ここまで夕飯を食べずにおいて本当に良かったな、ということ。
 温泉と夕飯とでチャージしたエネルギーの甲斐あって足取りも軽くホテルへと戻ることができた。

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今さらですが非公開に変更
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読書、創作活動(文章のみ)、野球観戦、旅行、食べ歩き
自己紹介:
三十路オタです。そろそろ三十路の残りのほうが少なくなってきました。そんな年齢なので言う事やる事古くさくてすいません。

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