漫画、アニメその他諸々の感想がメインのブログです。現在は「ここだけの話」シリーズについての感想を中心に運営しております。毎日15時の更新は終了し、現在は再び不定期更新に戻っております。
※標題のお話はこちらからお読みいただけます。
・「そーうたくん!」「あーそーぼ!」「元気だなぁ‥‥」なんで既にグッタリしているのか青年。 ・「こないだ約束破っちゃったから」「今日ははりきって遊ぶのさ!」小動物みに溢れていますね。 ・彼氏に買ってもらったお洋服でデート。幸せを体現してますなぁ。そして自分で選んでおいて文句をつける青年。お前さぁ‥‥。 ・「それに今日は」「もっと見せちゃうとこ行くんだから」ふとももありがとうございます!内容がちっとも頭に入らず、さして長くもないこの部分の文字起こし2度も失敗しましたことを自白いたします。 ・お胸ほどむちっとしてないんですな、おみ足は。ふむふむ。 ・水着回でしたか!そしてふとももの後遺症で見過ぎ回と誤字ってしまう私。 ・しかし。『水着は履修済み』って。青年冷静でいようとしているんだろうけど、そんな「一度見た技は通用しない!」みたいなことがあるのかねぇ。 ・そして打ち砕かれる心の準備。白ビキニとはこれまた随分と大胆な‥‥。そうかそうか。これ、黒ビキニの時と同じ参謀の差し金ですなきっと。 ・「サービス?みたいな?」照れながら言うと破壊力倍増。 ・『サービス料とられてもいい‥‥』その志を忘れぬようにな青年や。 ・「流されないように」「ちゃんと捕まえてて?」それは普段もだからな青年。 ・そしておっきくてやわらかいものが腕に。そらスキも生まれようというもので。 ・水着の時にそういうことされると青年の青年が暴れん坊になってしまって困った事になるのでは?と取り越し苦労してみたり。 ・ウォータースライダーかぁ。確かに三半規管よわよわの民には辛そうですね。 ・ふりふり。豊かなお胸にばかり注目が行きがちですが、こちらも前々からなかなかいいものをお持ちなのではと思っていたところです。角度的にもなかなかに凶悪な刺激を青年に。そら唾も飲もうというものです。 ・『そんなん着るタイプだっけ?』という疑問は覚悟完了の表明だと受け取れないかなぁ。 ・「そうたくんたすけて〜」こういう場所で彼女連れなら目線を切ってはいけないよ青年。 ・「ひもとれちゃった〜」なんでそんな素敵な笑顔なんですか。そら青年もむらっときます。 ・公衆の面前だろうと生理現象は止まるものではなく。 ・下心を叩き割って休憩へ。いつまで我慢するのかねぇ。 ・「‥‥そうたくんのえっち」「自意識過剰」むっとしてらっしゃるのを見るとこの返しでよかったような、でもなんか引っかかるなぁというもやもやがあったりします。 ・ご帰宅。どっちの家かなと思いましたが、どうやら青年のおうちっぽいですな。 ・「先輩の元気は無尽蔵なんですか?」寝落ちしてないのすごいなって思っちゃう。 ・「でも出かけるばっかじゃなくて」「うちでだらだら過ごす休みもそれはそれでよくないですか」「‥‥それって」「泊まっていってもいいよって言ってる?」ホントに今日は大攻勢かけてますね。乾坤一擲、勝負に出ていると感じますが青年には伝わってないっぽいのがなぁ。 ・「あ〜あ」「こういうときのためにあえてえっちな下着用意して」「そうたくんちに置いとけばよかったな〜」「ぴらぴらですけすけのやつ」そういうのは置いとくよりも隠し持ってていざという時に着替えるのがいいみたいですよ。 ・「意味がわからん」いやわかるやろ。彼女いたことあるんだし。そこまで朴念仁だったか? ・「なんてね冗談だよ」「だって」「そうたくんあんまりそういうの好きじゃないんでしょ?」ああ、これ今日の大攻勢が空振りに終わったからか。 ・「えっ そんなこと思ってたの!?」「俺今日一日めちゃくちゃ自制心試されてたのに?」確かに試されてたんだろうけども、それは琴線に触れるポイントを探られてたんであって我慢させてニヤニヤしようって類のものではなかったと思うが。 ・「‥‥じゃあ」「サービスよろこんでくれた?」「うんうん」こういうのは訊かれる前に伝えなきゃ。 ・「えっちな下着も見たい?」「見たくない‥‥とは言わないけど」「そういうのはこう‥‥」「もうちょっともったいぶってほしいというか」「ここぞというときにキメ打ちしてほしいというか‥‥」それ、今じゃないの?青年や、君の考えるここぞがわからん。もしかして誕生日とかクリスマスとかそういうアニバーサリーまで取っておけと? ・「用意があれば泊まるんでしょ?」「取りに帰るんスか買いに行くんスか」「じゃあそうたくんの好きなの買って」「なんでも着てあげるから」こんなこと言ってもらえるなんて、前世でどんな功徳を積んだんだ青年。アレか。何年も酔っぱらいのお世話をし続けた成果が今出ているのか。 ・「そんなこと言って知りませんからね」「俺がこーんな紐みたいなやつ選んでも」「そういうのが好きなんだ」「例えばの話だよ!!!」ここだけちょっといつものノリに戻っててちょっとホッとしたり。 ・「でもいいんスか」「洋服とかならまだしも」「下着まで俺の好みってなるとなんか息苦しそう」「たんすのなか総とっかえするわけでもなしいいんじゃない?」勝負下着という言葉があるくらいですからむしろ下着こそ彼氏の好みに合わせたいと思うものだと思うんですけどね。まどかさんとはそういうのはなかったんでしょうかね。 ・「それにね」「私がどんな些細なことでも好きなものもっともっと知りたいの」「せっかくだもん」「今よりひとつでもふたつでも」「そうたくんの好きが詰まった私でいたいから」はい、さわちゃん先輩の愛の告白でした。これは村が焼けるやつですよ。 ・「‥‥今日の先輩サービスしすぎじゃない?」「そうかな」「そうだよ」もしかしてこのまま最後まで雪崩れ込むのかな?まぁ、その辺のことは次回を待ちたいと思います。 作者ご本人のあとがきはこちらからどうぞ。 PR
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・「ごめんねぇ‥‥」「謝ることないですよ」「七夕って別にカップルのお祭りじゃないですし」そうなんですよね。元ネタが元ネタだけになっててもおかしくないんですが。ちなみに台湾では「情人節」という名前で、男性が恋する女性に贈り物をする日になっております。 ・「でもそうたくんと飲みに行くのたのしみにしてたのにな‥‥」『かわいいこという‥‥』かわいい生き物だからかわいいこというのは仕方ない。それに負け続ける人生を喜びたまえ。 ・慌ただしい中でも連絡を取り合い、お互いを思い合うのは。まぁ、元からそんな部分があったとはいえ。彼氏彼女、実にいいものです。 ・『俺ふつうにできてた?』通話後の反省会、毎回やってそう。 ・『一年に一度どころか一日会えないくらいでこんな気持ちになってるとか』『我ながら情けなくて笑っちゃうけど』『重たいって思われたくないしなるべく知られないよう‥‥』それを情けないって思っちゃうのがまた‥‥。やっぱりクールで仏頂面な自分にまだ未練があるのかな。もう手遅れやぞ。 ・「次のおやすみ絶対空けるから!」「そうたくんも絶対絶対絶対空けといてね!」「約束だからね!」かわいいけど、ちょっと切ない。そこがまたいいわけですが。会えない時間が愛を深めるとは言うものの。すれ違いはやはり切ないですね。 ・『この気持ちが俺だけじゃないって』『自惚れてもいいのかな』疑う余地はないと思うよ。 ・「今からでも迎えに行きたい」むしろそうしない理由がないでしょうに。行くべきですな。 作者ご本人のあとがきはこちらからどうぞ。
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・20代半ばで白髪は青年ならずともちょっと焦るだろうなぁ。 ・突発白髪の最大要因はストレスだそうなので。本当に直生くん由来だったらさわちゃん先輩に恨まれそうですな。 ・探す姿と探されてる姿がちょっとノミ取りっぽくて微笑ましい。 ・「ちがった」何よりですよ。見栄っ張りの青年は白髪染めを選択しそうですけど、あれ色々大変なんで。本人もですが周囲も。 ・私はあんまり気にしない人間なんで白かろうがそうでなかろうがほったらかしなんですが。実父が30過ぎから75になる今でもずーっと染めてましてな。お金もかかるし毛染め剤があちこちに付いて落ちなくて実母とよく喧嘩になってました。 ・「そうたくんのはじめての白髪は本人であるそうたくんよりも先に見つけるからね」「ええ‥‥なにそのこだわり」初めて聞くタイプのこだわり。 ・「だって」「そうたくんには私のはじめてをあげたから」「私もなにかそうたくんのはじめてがほしいじゃん?」また可愛い生き物が可愛いこと言い出したぞ。 ・なにか初めてのことがないか本人に訊く前に自分で考えて決めるところもとても可愛いですね。 ・僭越なことに私も初めてをいただいたことがある人間なんですが、こんな可愛いこと言われなかったなぁ。なにしろ私は初めてじゃないって告げた時に先方は「ラッキー、上手にしてくれて、痛くなくてすみそう」って思ったそうですから。 ・「‥‥なんだそんなこと?」嬉しそうに笑うなぁ。 ・「そんなことって言った〜!」「ごめんごめん」また青年が甘える時だけのタメ語モードに。 ・「俺はね」「確かに先輩より前に何人か付き合った人がいたし」「そういうことも済ませちゃったけど」ついに本人の口から複数の彼女がいた証言出ましたねぇ。何人って言った時に範囲は2〜9だと思いますけど実数やいかに。まどかさんが初カノだったかどうかも含めて色々気になりますが。今、人物雑感で青年について書いているので余計に。 ・「こんなに誰かのこと必死で好きになったのも」「キスもハグもそれ以上もどんなにしてもし足りないって思うのだって」「ぜーんぶ先輩がはじめてだよ」生まれて初めて恋に狂っているのは間違い無いんでしょうけども。ぎゅうっとしながらちょっと甘ったれた言い方をするところとかは手練だな、慣れてるなって思っちゃいますね。 ・「‥‥まあもらったものに比べたら全然大したことないんだけど」ここ、可愛い顔してんだよなあ青年。 ・内心密かに自分があげられる初めてはなにかないかって考えてそうですね。 ・「先輩が俺の白髪見つけたいならいくらでも見つけていいよ」さて、逆にさわちゃん先輩の白髪を見つけるのは青年なのかご自身なのか。 ・「その代わり」「俺の最後の人でいてね」そりゃあ、ぷしゅぅとなるってこんなこと言われたら。今回は青年の優勢勝ち、でしょうかね。 お前100までわしゃ99まで 共に白髪の生えるまで(俗謡) 作者ご本人のあとがきはこちらからどうぞ。 93話の感想はこちらからお読みいただけます。
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・おお、デート回。待望のデート回! ・お互いに気取りすぎてないところが、ここまでの来し方を感じさせて余計にグッときますな。もっと言うとあの夜の後と思うと、今日この後の流れを意識してしまいますね。 ・「あれ」「同じ箱ふたつ?お父さんと‥‥」「お兄ちゃんにも贈るの」「お兄ちゃん誕生日が近いっていうのもあるけど」「贈らないと泣くから」「比喩じゃなく」これはシスコン大魔王の名に恥じぬ恥ずかしさ(ややこしい)。 ・一人っ子の青年には想像つかない世界。まぁ、我が家も私と弟しか居なかった上にで仲も悪かったので全く想像出来ませんが。 ・「これでよし」「ついてきてくれてありがとね」「いえ 俺も俺で父の日のプレゼントを見繕いたかったので」言い訳が上手だな青年。 ・「まだ時間あるし」「デートっぽいことでもしますか」さぁ、手練モードの始まりか!? ・「お似合いです〜〜!」社交辞令に聞こえないくらいよくお似合い。 ・「どっちもよすぎて決められないので‥‥」「両方買います」積年の想いが今晴らされようとしている。あと、ここの青年の顔が辞書に載せたいくらいの彼氏ヅラ。 ・「お金のこと気になるならこれ着てまたいっしょに出かけてください」「ね?」うむ完璧。年下彼氏の特権で甘えてみせるところも含めてほぼほぼ満点でしょう。 ・「荷物貸して」からのお手手お預かり、そして庇う動き。平素の中学生男子は何処へやら。やはり恋愛は場数かと思わずにはいられませんね。 ・さわちゃん先輩照れてる?困ってる? ・「ケーキにしよっかなパフェもいいけど」「どうぞゆっくり考えて」「そうたくんは?」「俺はブラックがあればいいです」「むぅ」この、絶妙な返答。100点満点ではないところが実にいい。最高です。何がいいって、決して理想の彼氏を演じて振る舞っているわけではないというのがガッツリ伝わってきてとても良いのです。 ・あと「ハッ!」の表情可愛すぎません? ・「今度は私が払うからね!絶対払っちゃダメだからね!」「はいはい」絶対的な経験値の差が態度に現れておりますな。 ・「ん!おいしー!」この顔見たら払いたくもなるというものです。 ・喜びを分かち合いたいさわちゃん先輩と、それを拒む青年と。噛み合わないのもまた味のうちですが。 ・「そうたくんの照れる基準がわからないな〜」「なんか‥‥」「子供っぽいじゃないですか」いつまでもいつまでも見栄っ張り。それが彼の個性なので否定する気はないですが。 ・難しい問題なんですよね。100%相手の希望に沿うのが正解ではなく。かといって我を通せば良いというものでもなく。こればっかりは日々寄り添う中ですれ違いとわだかまりを踏み越えてさじ加減を身につけていくしかないですな。 ・なので、今回のは良い機会でしたね。青年が、今までの自身の言動がさわちゃん先輩にどう響いていたのかを知れて。 ・「ごめんね」「そうだよね恥ずかしいよね」「私ばっかりはしゃぎすぎちゃった」青年と一緒の時間を過ごす中で自身の幼さを思い知ることがあって。それがあの「お付き合いはできません」につながったのかなと思うと。青年が意を決してええかっこしいな自分をかなぐり捨てたのもまた無理からぬ事。 ・「あ」「あ」「ん」ブラックがマッ缶(ジョージマックスコーヒー)になるくらい甘いやりとり。いつかこうなると期待し続けていた幸せなシーン。ありがとうございます。 ・青年のお願い返しは恋人つなぎ。甘えるのがまだ恥ずかしい青年と、甘えられて嬉しいさわちゃん先輩と。ご馳走様です。 ・お酒も飲まずに寝落ちしちゃうのは、全身全霊で楽しんだ証拠でしょうね。もしかしたら気疲れもあったのかも知れませんけど。 ・しかし、青年の保ちたい体裁とやらがこれから先もいろいろな場面で立ちはだかり、そしてさわちゃん先輩の喜怒哀楽に打ち砕かれていくのが楽しみなような、ちょっと怖いような。 作者ご本人のあとがきはこちらからどうぞ。
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・釣り堀、なんで釣り堀?と思いましたけども「男ふたり向かい合って座るの気まずいし」「なんもしないで話だけするの手持ち無沙汰になるだろ」と言われると納得です。しかしそう考えるとやはりお酒って便利なツールなんですなぁ。 ・「まずは前回あまりに大人げなかった」「‥‥申し訳ない」謝罪と感謝は人生の二大要素。 ・「岡崎くん」「篠崎です」わはははは。○崎シリーズ、それがあったか!という思いです。個人的には岡崎と聞くと故・岡崎律子さんが思い出されます。 ・「君はお酒飲めないのにさわの相手してるんだって?」ええ、3年ほどは手も出さずに粛々と。 ・「さわは貧乏くじじゃないだろ 大当たりといえ」「言葉の綾です 最後まで聞いてください」大当たりになるまでが大変だったんです。大当たりにしたのも青年だったんです。 ・どうしようもなく好きになって、それを自覚してからが大変だったなぁ青年。恋に狂った君の姿、応援せずにはいられなかったよ。 ・「君さては要領がいいって言われるな?」「まあ‥‥それなりに‥‥」飲み込みが早いと教える側が楽しくなっちゃうので周りが教えたがりになるタイプ。それも面倒で仏頂面になっちゃったかな? ・「でもさわさんの前だと全然だめなんです」「お付き合いを始めるまでも始めてからも」「俺はさわさんに情けないとこばっかり見せてて」「なのにさわさんはこんな俺がいいって言ってくれるし」「なら俺はそんな人を手放さないようにがんばるだけだなって」「今はそう思っています」青年は欠点が多い人物ではありますけれども、惚れた相手に誠意をもって向き合うことができるという1点のみでも十分評価に値すると思っております。 ・「‥‥ここ何年かでさわはどんどん綺麗になった」「その理由が君に会ってわかったよ」「ぜんぶ君のおかげだった」おお、美しい程の見事な敗北宣言。 ・「だって君の隣にいるときのさわは」「家族の僕ですら見たことないくらい幸せそうな顔をしてるから」そういう相手に出会えて、そしてその隣を確保出来て。それは本来喜ぶべきこと、祝うべきことなんですけどもね。ま、人と人なんでそう単純にはいかんもんです。 ・「いつからかな」「さわの服の趣味が変わってきたんだろ」「言われてみれば‥‥」「出会ったころはもっとシンプルなカットソーとか着てたような」それはそれで素朴な良さがありましたけどね。 ・しかし、この反応は話題合わせなのか本当に言われるまで気づかなかったのか。どうも後者っぽいなぁ。だとすると長い付き合いなのに今の今までそこに気づかなかった青年よ。ずーっと自分の片思いだと思い込んでて、なんだったら今でも「先に好きになったのは俺で俺ばっかり好きで、長く苦しい片思いの末にやっと振り向かせることができた」くらいに思ってるんでしょうな。読者はぜんぶ見てきてますのでね、そうではないとわかってますけども。軍師瞳子先輩の暗躍とか。 ・逆に短い接触時間でも服の趣味の変化とその因果を察するのは直生くんなかなかだな。 ・兄だったり父だったり。家族には「できないことがこの世にはたくさんある」んですよね。ええ。私もある方から負託を受けた身ですのでよくわかります。 ・わかっててもいざとなると受け入れられないのは仕方のないことです。人間そんなに便利じゃないです。 ・「なあ君が一匹釣るごとに」「あとで同じ数だけグーパンチしていいか」顔以外でお願いします。 ・「あーあ」「やっぱりシスコンとか重いのかなあ」重い軽いで論ずるのがそもそも‥‥。兄弟姉妹に愛情もって接することにはなんら問題はないことです。大事なのは何のための愛情なのかを見誤らないことではないかと。 ・率直な感想として。直生くんの中に妹が青年と一緒にいても幸せになれない、不幸になるばかりだという確証があるのであれば反対するのも愛情でしょう。しかしそうではないのに、今まで注いだ愛情が自分以外の存在によって代替されることが許せないということであれば、まぁ、馬に蹴られて然るべきかな、と。 ・「小さいさわさんかわいかったですか」「愚問だな」ええ、これ愚問なんです。しかし、ふと思ったんですよ。訊くまでもないことをなぜ話題にしたのかな、と。 ・「そういう僕もさ さすがに過干渉かもって思うこともあって」「さわが上京するのをきっかけに」「少し身を引こうと思ってたんだ」「でも」 ・「こっちでもうまくやってるよ大丈夫だよ」「っていうさわの言葉を信じてしばらく会わずにいるあいだに」「さわは逃げるため忘れるためお酒を覚えちゃって」「僕がそのことをどれだけ後悔したか」身を切られるような思い、いやそれより辛い後悔をしたでしょう。しかし、それをさせずにずっと手元に置いておくほうが良かったかというと、それもまたちがうと思うのです。お酒に逃げなくてはならなかったことはとてもとても悲しいことかも知れませんが、籠から飛び立った鳥は自分で餌を取り生きのびる術を身につけなければいけないのです。もし悔いることがあるなら、独りで餌を取り生きていく訓練が足らなかったことかと。 ・「それで僕はもう嫌われたっていいから」「なるべくさわから目を離さないようにしようと思ってたんだけど」無理やり連れ戻さなかっただけ偉いと思いますよ。 ・「結局縁切るとか言われちゃってるし やっぱりさわは僕のこと‥‥」つらい二者択一をさせた自覚がないんだなぁ。 ・「え?」「さわさんお兄さんのこと大好きですよ」「は???」「だって俺にお兄さんの話いろいろ聞かせてくれたし」バレンタインとかホワイトデーとかハロウィンとか父の日とか。季節の行事ではしばしば名前が挙がりましたな。出汁にしていた部分が無きにしも非ずですが。 ・「俺はそのたびにこれまでのさわさんを独り占めしてきたお兄さんに嫉妬してました」だろうなぁ、とは思って読んでました。 ・「俺はまださわさんと出会ってからの時間より」「出会う前の時間のほうが長くて」「その時間だけはどうやっても手に入らないから」「お兄さんのことうらやましいなって思います」過去は変えられないからね。でもまだって部分には確かな決意が見える。 ・「だけど」「この先はそれを越えて余りある時間を」「さわさんと過ごしていきたい」「さわさんのことくださいとはまだ言いません」「でも今はあの人の一番近くに俺がいることを許してほしいです」いい顔してるよ。今までで一番いい顔してる。気負うでもなく装うでもなくごく自然に愛しさを言葉にして、その言葉の真なることを何よりも強く証明する顔だ。 ・さわちゃん先輩が青年のどこに惚れたか。顔?声?優しいところ?と色々候補の想定はありましたが「背中」でした。安心できる背中は何にも代えがたいものです。もしかしたらその役割は実家にいたころお兄さんが独占してきたかも知れないな、などと考えたりもします。 ・「ああ」「この人になら寄りかかってもいいのかもって」「思わせてくれたところが最初かな」良かったな青年。あの日々が今こうして生きているぞ。なにひとつ無駄じゃなかったぞ。 ・「そうたくんはきっと」「私とはまたちがう意味で誰かに寄りかかるのが上手くない人なの」ホントによく見てるし、よく分かってる。青年がそうでもないので余計感服しますね。ええ。 ・さわちゃん先輩は幼少期から寄りかかれるのが当たり前で探し方も寄りかかり方も分からなかったたから、青年は寄りかかる必要性を感じないまま要領よく過ごしてきたから。それぞれ理由は違いますが、違う2人のよく似たところ。 ・「でもそんなひとが」「少しずつ寄りかかったり寄りかかられたりしてくれるのがうれしい」「たのしいこともつらいことも」「あのひととならわけあっていけるってそう思うから」「私この先もそうたくんと過ごしていきたい」ここを読むたびに、これまでの様々なシーンが浮かんできて手が止まります。ふたりで分かち合った時間の流れ、喜怒哀楽のすべてが宝物なんですねぇ。こういう地道に積み上げる展開が好きで好きでたまらなくて。だから心底この作品に出会えて読み続けてきて良かったなって。これからも長くこの物語を追い続けていきたいなって。読み返すたびにそんな思いが湧きあがります。 ・「私をあのひとの一番近くにいさせてください」「ふたりして同じこと言うんだもんな」ああ、これは直生くんたまらないだろうなぁ。何をどうやっても対抗手段がないことを見せつけられたのだから。 ・「お試し期間だ!」負けを悟ってなお悪あがきする直生くん。ま、洒落で済む範囲でな。 ・「仮採用として一時的に君を許してやる」「さわを泣かせたり悲しませたりしたら」「一発アウトだからそのつもりで」「‥‥もちろんです」仮採用のまま結婚と出産までいきそう。 ・「それと‥‥」「さわのかわいいとこ写真とか動画とか密輸してくれないか」「週七でいいから」「毎日じゃないですか」これが連絡先交換の口実だとしたら大したもんですが、たぶん違うんだろうなぁ。 ・「ウィンの二重取りやめて」珈琲が鼻に入ってしまいました。使いたくなる日本語ですねウィンの二重取り。 ・ぎゃんぎゃん言うなら釣り堀じゃなくてカラオケボックスとかにしろよ、と後ろのおっちゃん思ってそう。 ・去り際の謝辞が実に爽やかで。直生くん、今からでも妹と同じくらい愛せる相手を探してみないかって思ってしまいますね。 ・今回のお話はこれまで大切にしてきた人からこれから大切にしていく人への引継ぎ式だったと思います。我が身にも覚えのあることです。 作者ご本人のあとがきはこちらからどうぞ。
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・「そうたくんそうたくん」「はい読んで」「あ‥‥」「読むわけないでしょ‥‥」万難排して彼女になってくれたんだから愛してるよハニーくらい読んであげなさいよ。そういう甘ったるいセリフを要求されたことのない身としては、贅沢なことをしているとしか思えないのです。 ・「じゃあ‥‥」「これは?」「なんなんスかそのへたくそなドアインザフェイスは」「だってそうたくんずっと私のこと先輩って呼ぶじゃん」一度だけ、エイプリルフールでさわって呼んでやっぱりいいやになってましたな。呼び方くらい相手のご希望に沿いたまえ。 ・「そりゃ会社では先輩かもだけど」「おうちにいるときくらい名前で呼ぶとかさあ」苗字呼びから名前呼びに切り替えるのに大汗かいた身としては青年の気持ちもわかるんですけどね。でもまぁ、交渉事としてはここで譲っておいた方がいいぞと思うわけです。 ・「そんなこと言って」「家族になってからも先輩って呼ぶつもりなの?」「家族‥‥?」おお、大胆発言。身悶えして七転八倒するくらい惚れぬいた相手なんだから添い遂げたほうがいいぞ青年。 ・家族の一言で妄想モードに入りこんじゃうのな青年。普段からしてないとこうもすんなりは浮かんでこないと思うが。あと「俺の奥さん」っていう所有格を使った呼び方に主張とこだわりを感じました。 ・「聞いてる?」聞いてるからこうなっちゃったんですよ困ったことに。でもほんと妄想癖なんとかしないと大きなトラブルになりかねんよ青年。 ・「おうちにいるときくらい私のこと名前で呼ぶ練習して!」将来結婚式場の下見とかでうっかり先輩って呼んじゃって、その場ではニコニコしているものの出たとたんブンむくれるさわちゃん先輩を幻視しました。 ・秘儀裾掴み。これが実に強烈で、青年もぽやんとしちゃってますな。私もされたい。 ・悪いこと企む青年の背中で締め。この後のことは総集編5巻書き下ろしいじわるの話にて。買って読んだ人間からすると、この4ページのためだけに買っても十分お釣りが来ました。 作者ご本人のあとがきはこちらからどうぞ。
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・青年が眠れないのも当然至極。それに引き換えさわちゃん先輩はすやすやと寝てらっしゃる。そうたくんの匂いは安心枕、ということでしょうか。 ・惜しいというのはわかるけど、まんじりともせず夜を明かす気か青年。 ・ねているさわちゃん先輩をむにむにするなどという狼藉を働いた結果親指をあむっとされて声にならない悲鳴を上げる青年に爆笑してしまいました。迂闊にも程がある。 ・親指へのアタックでバリエーション豊かな喘ぎ声を出してしまう青年。あと擬音も結構勉強になりました。 ・結果としてあらぬところが元気になってしまう青年。まぁ無理もないところです。 ・「一回抜くか」鋼の理性の正体は適宜なタイミングでの処理だった模様。 ・幼子のように涙ぐみ、抱き着くさわちゃん先輩は実に可哀想可愛いですね。 ・「急にいなくならないで」「どこかへ行っちゃったのかと思ったじゃん」うーん。やっぱりまだ恋人同士になったことへの現実感が薄いのかな? ・「‥‥なにしてたの?」ああ、そういや直後でしたな。いつもと違う匂いがしてたりするのかな?(最低の感想) ・「やっぱり私いないほうがいい?今からでも帰ろうか?」またいつもの自虐ムーブが始まってしまった。 ・「いやいて!ずっといて!いつまででもいて!」根幹を改めないと多分解決にならないんだよ青年。そしてそれには君の関りが必要なんだが、わかってなさそうなのが心配。 ・「非常に申し上げにくいんですが」「今日この短い時間で俺がどれだけエロいこと考えてたか」「先輩が知ったらドン引きするだろうな‥‥って」でも、そこはいつまでも避けて通れない問題でもある。 ・「‥‥」「そうたくんでもそういうこと考えるんだ」「俺のことなんだと思ってんスか」「俺だって男だし人並みにはそういう気持ちもありますよ」人並み、ねぇ。どのくらいが想定されているのかな、彼の中の人並みは。 ・「ブレーキ踏み続けるのだって大変で」ブレーキを踏む=先に進まないという意味にもとれるんですよね。関係性を先に進めないという意思表示にも取れてしまう。いささか意地の悪い解釈かも知れませんが、したいという思いは見えてもその先へ進むための努力をしている形跡が見えないもので。 ・「いいよ」「してもいいよ」「私だって」「いつかはそういうことするかもって覚悟してなかったわけじゃないもん」その辺はまぁ、オトナですし、ねぇ。軍師もしくは参謀である瞳子先輩のアドバイスもあったでしょうし。 ・「だからもしそうたくんがしたいって思ってるなら‥‥」この後の一瞬の間がとても素晴らしいです。覚悟を実行に移すまでの乙女プロセスが垣間見えてとても実にグッときます。 ・「えっちなことしてもいいよ‥‥?」決意を行動に表すという意味ではさわちゃん先輩の方が経験者の青年よりも余程ちゃんとしている。 ・せっかくの下着姿なんですが場面に緊張感があるのであんまりそういう目で見る余裕がありません。 ・「ちょっと時間ください」「そんなこと言わせてしまった自分の不甲斐なさを呪っているところなので」そうなんだよ。不甲斐ないんだよ青年。でも、その不甲斐ないという言葉の意味が、呪うベクトルが間違っていそうで怖いですね。 ・「とりあえず服は着て」お話しするどころじゃなくなっちゃいますからね。ええ。 ・「ちなみにそういうことのご経験は‥‥」「‥‥ですよね」キスの有無であんだけ悶々としたんだからここで違う答えだったらどんなことになっていたのか想像もつきません。 ・「先輩が前向きに考えてくれたのは正直嬉しいです」「でも初めてならなおさら負担かけちゃうから焦ってほしくないし」焦らせているのは誰かというお話でもある。 ・「まあ?そんなこと言ってたらいつまでたっても前に進まないぞって言うなら?」「そうだなあ‥‥」「今日のところは少し長いキスからはじめますか」キスからはじめてどこまで行くんだろうと思ったらどうやらキスどまりだった模様。 ・『あれ?もしかして俺千載一遇のチャンスを逃したりした?』『したよね?やっぱそうだよね?』間違いなくした。そのまま最後まで行くべきだったと思うよ。 ・『この人を大事にしたい気持ちに変わりはないけど』『大事にするって、なんなんだろうなあ』少なくとも箱に入れて飾っとくことではないですね。この場合ですと、そうすることでたとえ痛みを与えてしまっても、相手がそれを悔いることがない程の愛情を注ぐことだと私は思います。 ・結婚するまでそういうのはしない、という強烈なポリシーがあるなら別ですがそういうことでもなさそうなのに。この青年の及び腰。これはいつもの見栄っ張り、段取り志向、完璧主義ともまた違う根の深い何を感じますね。それが二人の間にヒビを入れるようなことがありませんように。 作者ご本人のあとがきはこちらからどうぞ。
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・一転して艶やかなタイトル。 ・ゲリラ豪雨に襲撃されるふたり。そらまぁ濡れて透けるくらいはしますわな。物理的に。 ・濡れ透けフェチのケがあるならともかく、そうでないなら反応が相変わらず中学生男子だな青年。俺は何も見てないじゃないんだよ。 ・一緒に入ろうはいい提案ですけど、青年の心の準備が出来てない様子。提案するのも断るのも逆なんだよなぁ。 ・「冗談でもそういうこと言わないで」「これでも結構ギリギリなの!」多分冗談で言ったつもりはないと思うよ。だって同じ部屋で後ろ向かせるだけでお着替えするんだよ? ・『そりゃまあいつかはそういうこともしたい‥‥』『とは思わなくもないけど』いつかって。そんなに先の話?今からだって別におかしくないんだよ? ・『さすがになし崩し的にっいうのは違うと思うしなあ』だとして。それに向けたロードマップがあるのかなぁ。いずれとか言っちゃってるので非常に疑わしいですな。 ・彼シャツって。そらそうやろ。いや君彼女いたよね?もしかして清い関係だった? ・「このまま泊まったら迷惑‥‥だよね?」どんなニブチンでも気づかないといけないサイン。 ・「あー ごはんまだだし私なにか作ろっか!」「冷蔵庫開けてもいッ‥‥」冷蔵庫より先に素敵な扉がオープンしましたね。眼福眼福。 ・かくしかくしがすごく可愛い。 ・「お お見苦しいものを‥‥」「いえ‥‥」いえじゃないんだよ。ありがとうございましたくらい言わないと。そして白か。替えがないからしょうがないとはいえ濡れた下着をそのまま穿いているのか‥‥。そうかそうか。 ・「なんだかこうしていると」「まるで一緒に暮らしてるみたいスね」「なら」「いっそホントに暮らしちゃう?」その先まで考えてるならその方がいいと思いますね。結婚と引っ越しを同時にやるとそらもう大変なことに。 ・「なーんてね!」「そういうのはおうちにご挨拶してからのがいいよね」今時はそこまでこだわりもないとは思いますが、まぁ、急ぐ理由がない以上きっちりしたいというのも分かります。 ・青年押されっぱなしだな。まさか告白してカレカノになってその先どうしたらいいかわからなかったわけじゃないだろうに。 ・寝る前にすることと言えば。そう!おっきなお胸のさわちゃん先輩が担う負荷を癒すお時間ですね。青年肩もみも上手なんだな。 ・攻守交代。もうどっちが攻で守だったかもわかんなくなってますが。 ・当たる。当たる当たる。だもんで即ギブアップ。そうかそうか。いっぱい元気になったか青年。いいなぁ若いなぁ。 ・無邪気な笑顔で同衾を提案するさわちゃん先輩に対して「どういう意味かわかって言ってます?」と押し倒す青年。これどう見てもそのまま致す流れですが。 ・「まちがいなく狭いってこと?」わはははは。いいボケだ。 ・「なんかいっぱいそうたくんの匂いするね」覚えてらっしゃる?匂いを? ・「マジで襲うぞ」誘ってんじゃないかなぁ。これ、恥じらいあるからボケたふりしてるだけで精一杯の乙女の勇気なんじゃないかなぁ。 作者ご本人のあとがきはこちらからどうぞ。
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・正直トップクラスに感想書きたかった回です。キャラクターの人生観が浮き彫りになる回が大好物なので。 ・とは言え。実際にこういう修羅場を経験したことのない人間が書きますのでタワゴトの域を出ないかもしれませんがご容赦ください。 ・「なんでまどかがこんなところに?」「私学術系ライターの仕事してて」「今日は今度から始まる企画展の取材に来たの」道が分かれたのがいつ頃なのかわかりませんが、その辺がピンと来てないということは結構前の話ですかね。 ・「こちらは‥‥?」「えっと‥‥地元の同級生」「もう!」「恥ずかしがらないで元カノって言えばいいのに!」明るい方だなぁ。察するにすっかりふっきれているんでしょうけども、元カレが別の女性連れて歩いているところに遭遇したにしては明朗な反応。 ・「へえ」「今はこういう子と付き合ってるんだ~ 女の趣味変わった?」わははははは。豪快な方だ。 ・「わたしただの会社の後輩なんです」「今カノだったらそこに」「えっ!!」「いつから!?」今日はホントにポンコツだな青年。 ・「これもしかして修羅場ってやつ?退散したほうがいいか‥‥」まぁそうなりますわな。しかしそこに腕を掴んで子犬の目ですがる青年。お前ホントこういう時ばっかり。ズルいなぁ。本当ずるいなぁ。 ・そこで面倒ごとは御免だと退散しない元カノまどかさん偉いなぁ。 ・「それで?なんでそうたは彼女がいるのに別の女の子と二人で会ってるの?」「要するに浮気ってことでオッケー?」どこからどこまでが浮気になるのかは人による、もしくは双方の取り決めによるとは思いますが。無断での二人きり、しかも会って話すだけとかではなく完全にデートモードなのでこの辺比較的ゆるめの感性である私でもかなり厳しい判定になるかと。 ・我が身を振り返ると。初カノも嫁さんもヤキモチを妬くというタイプではありませんでして。多分どっちのケースでも「ああ、ええよ行っといで」で終わりそうです。 ・プレゼンの勝利条件が青年の言うとおり「俺に有利すぎ」なんですが。野上さん自分に自信があるんだなと感じる一方で、諦めるためのきっかけ作りなのかな?という勘ぐりも。 ・「ここらでわたしのこと振り切らないとセンパイも彼女の手前カッコつかないんじゃないですか?」わかってらっしゃる。すごーくわかってらっしゃる。 ・「ってわけで瀬川センパイにおかれましては」「あんまり悪く思わないであげてくださいね」アフターケアまで万全。まぁ、自分がキューピッドになったカップルだし、あんまり妨害したくもないのかな。 ・「‥‥野上さんは」「ずっとそうたくんのこと思ってるのに」「どうして助けてくれたりするの‥‥?」素朴にして当然な疑問。 ・野上理論は実にレベルが高いお話で‥‥。この方、男前だとずっと思ってましたがそれも道理で、これアレですね。ラオウがユリアに言ったやつですわ。「最後にラオウの元に帰って来ればよい」ってやつ。 ・「わたしが魅力を認めたんだもの 他の人がその人のこと好きになっちゃっても仕方ないし」「好きって気持ちを向けられたらなびいちゃうのも仕方ないでしょう?」のくだりなんかは特にハイレベル。達観してるというかなんというか。自分に対する強烈な自信が垣間見えます。 ・「そうたセンパイのことも 少しずつわたしを好きになってもらって」「ゆっくりわたしのものにしようと思ってたんです」「‥‥でもだめでした」「この人わたしのこと好きになるどころか」「どんどん瀬川センパイのことしか見えなくなっていくんだもの」入社してすぐお世話係になって、そこから長い時間をかけて育んだ分想いが強いんですよ。勿論要因はそれだけではないんですが、野上さんにもしかけてあげる言葉があるとすればそれかな、と。 ・「そこまで言うほどのことは‥‥!」「あー いや‥‥」「あるかもだけど」なんで一旦否定しようとした?浮気相手がコイツはあなたのことがこんなに大好きですから心配しなくていいですよって最大級の援護射撃飛ばしてくれたのに。 ・野上さんは詭弁を弄したり策で陥れたりするのではなく真っ直ぐに自分の魅力を伝えて勝負に出るあたりが実に好感が持てました。 ・そらまどかさんも笑うわなぁ。 ・「そうたってこんなポンコツだったっけと思って」ええ。ええ。シュッとしてスマートでずっと仏頂面してるなんて姿の今は昔でしてね。もうあなたの知ってるそうたじゃないんです。 ・「昔はあんなにスカしてたのにね〜」「私と付き合ってたときなんかは遊びに誘ったりしてもいつもどこか興味なさそうで」「ああこの人私のことなんて本気で好きじゃないんだなって思ったもの」読み直すたびに立ち止まるコマがここです。色々と考えさせられるセリフですね。 ・長くなるんで分けますが。まず読者というある意味全てがわかる目線から身も蓋もないことを書きますと。青年は好きで好きでたまらないさわちゃん先輩が横にいても本人そっちのけでなんかよくわからない妄想をし始めるので。もしかしたらまどかさんの時もソレだった可能性があるんじゃないかな、と。ツンデレと一緒で本心知ってるから笑えますけど、ほったらかしにされてる側からしたらたまったもんじゃないでしょうね。 ・例えば。『今日俺ちゃんと出来てるかな?おかしくないかな?この後どうしようかな?どうしようってそれは変な意味とかじゃなくて。ああでもそういうことするのが嫌っていう意味でもなくて』みたいなやつ。ぐるぐると頭の中で回る言葉に振り回されながら、必死に仏頂面を維持して平静を装っていたのではないかな、と。何しろ彼は見栄っ張りですから。 ・あるべき姿を模索してたり、不埒なことを考えたり。まぁ、思春期男子にはありがちだったりもするんですが。そういうことは会う前に済ませておきなさいよ、と言いたくもなりますね。 ・たとえまどかさんがそれを知っても「目の前の私をほったらかしにしている以上夢中じゃないってことでしょう?」と言うかも知れませんが。夢中には夢中のバリエーションがあるのです。 ・以上は私の勝手な推測ですので全くの的外れである可能性も高いんですが。でも、読んでいてそんなことを思いました。初めて読んだ時からずっと抱えていた感想なのでこうやって文字にできて本当に良かったです。 ・「でも今のそうた見てたら」「彼女さんと出会って変わったんだなって感じる」青年が変わったのはそのとおりなんですが。客観視出来る立場になって初めて気づいたこともあったんじゃないかな、と思ってみたり。 ・「まどかさんは」「自分の元カレが他の女の子と幸せそうにしてるの悔しかったりしないんですか?」「悔しいというより ああ そこにいるべきなのは自分じゃなかったんだな」「って腑に落ちるというか妙に納得しちゃうというか」「まあそれも今仕事がたのしいから余裕でいられるのかもしれないけど」達観してらっしゃる。これを読むと青年のことが好きだったんだなっていう感情も読み取れて、ちょっとばかり切なくなります。 ・「そういう野上さんは」「もし欲しいものを手に入れたとしてそのあとどうしたいの?」「おとぎ話なら素敵な旦那さまを捕まえてめでたしめでたしだろうけど」「人生はその先も続いていくわけじゃない?」このふたりの人生観談義は実に興味深いです。大人である以上、ふわふわとした恋愛の向こうにあるものを意識せずにはいられませんからね。 ・場面変わって青年とさわちゃん先輩。初手から見事な土下座。うむうむ。この状況では誠意はいくら尽くしても尽くし切れるものではない。 ・「別に怒ってないよ」「‥‥って言いたいけど」「ホントはめちゃくちゃ怒ってる」「なんかそうたくんたのしそうだったし」あんまり楽しそうには見えなかったんですが‥‥。その辺は嫉妬というレンズを通して見ればどうとでもなってしまうんでしょうね。 ・「えっ」「もしかして先輩妬いてる‥‥?」「俺が野上さんにすり寄られても「モテるなあ」とか言ってたあの先輩が‥‥!?」あの時だって言いたいことをグッと飲みこみ、心で血の涙を流してたに決まってんだろうが、と言ってやりたいですね。あの時の「何も言える権利がない」ってのは、あったら言ってるてことですし。 ・まぁ、そう思う一方で青年の言いたいこともわかるんですよねぇ。俺ばっかりが好きで、この人は俺のことお世話係くらいにしか見てくれてないんだろうなって思いを抱えてつづけてきて。ヤキモチを妬いてもらえなかったことでそれを証明されてしまった気がして。だからずっとあの時のことが忘れられなくて、今、立場を忘れてぽろっと出てきちゃったんでしょうね。 ・「だって‥‥だってそうたくんの彼女は私なのに‥‥」「野上さんとこそこそ仲良くしてるし」「元カノさんは美人だし」「私みたいなちんちくりんなんかじゃ」「やっぱりだめなのかもとか不安になるし」「こんなこと言ったらそれこそめんどくさいって思われそうで」「でも我慢できなくて」もっと言ってやってください。ずっと抱えていて、とてもとても苦しかったであろう胸の裡をぶつけてやってください。そうしないと伝わらないことが沢山あります。そうしてもなお伝わらないことすらあります。どうかあなたの精一杯をぶつけてあげてください。 ・初めての恋に戸惑ってブレーキとアクセルの加減がわからなくなって、結果ハンドル操作すら危うくなってるの可愛い以外に表現のしようがないです。 ・「じゃあはい」「人前じゃなきゃいいんでしょ」青年、ちょっと怒ってるかな? ・「浮気した罰として今度私ともお出かけして」「それじゃあご褒美になっちゃいますけど」おねだり下手のさわちゃん先輩。同じところに行くのかな?それとも別のところがいいのかな? ・私はモテる方でもなんでもなく。付き合っている相手に常に全力で向き合わないと関係性を維持できない人間でしたのでこういう経験は皆無でして。まぁ、そもそもとして前述のとおり元カノも嫁さんもヤキモチ妬くタイプではないので。誰とどこで何してようが気にされたことはなかったですね。 ・どちらかと言えばまどかさんの立場が実によくわかるのです。初恋の相手にも元カノにも自分が立てなかったその場所に私よりも相応しい別の誰かがいて、その人と幸せでいてほしいと願わずにはいられません。 僕は君のことばかり考えても 本当の君に近づけなくて そして苛立ってた (中略) そして幸せでいればいいと 今は心からそう思うよ 僕の側じゃなくても 会えて嬉しかったよ (笠原弘子「同窓会のフォト」アルバム『Nostalgia』所収より引用) 作者ご本人のあとがきはこちらからどうぞ。
※標題のお話はこちらからお読みいただけます。
込めた意味の話 ・キスの意味ですか……。小説書いたりするので以前調べたことありますが明確に知識として残っていないので検索してみたところポップティーンのサイトが出てきて。ああ、男子が小学5年生からあんまり代わり映えのしない会話に興じている間に女子はこうやって予習を欠かさないのだなとしみじみしました。そりゃ差もつきます。 ・鼻は性的な意味より慈しみとかそういう意味らしいですな。なるほどなるほど。 ・さわちゃん先輩にはちっとも伝わってなさそうですが、こういうことをしておくとあとで意味が判明した時にじわじわ効いてくるのでお勧めです。 部屋着の話 ・覗く胸元、ずりおちる肩、下履いてんのか履いてないのかあやしい丈という3ヒットコンボを凌駕する破壊力の匂いかぎ。 ・ベッドに入るや「なんかいっぱいそうたくんの匂いがするね」とか言っちゃうくらい青年の匂いを明確に覚えているさわちゃん先輩なのでお気に入りなんでしょうな、匂い。 ・この1ページだけでどれだけの大暴れをしているのか。 ・「そうたくんおっきいね♡」もしかして匂いをキメてらっしゃる?と言いたくなるくらいのうっとりした表情。これはお話したところでどうなるものでも‥‥。 続・めがねの話 ・めが崎めが太くん。語感だけ聞くと大きい人っぽい。ぎが崎、てら崎‥‥ああ、てらさきさんは普通にいるか。 ・「しかしなんで急にめがね?」わかいそうたくんで見たいんじゃ!とおっしゃってたさわちゃん先輩へのごほうびかと。 ・「そうたくんはスマートでかっこいいお顔だから」「やっぱりめがねがよく似合うねえ」そこに異論はないです。ないですが。 ・「かっこよすぎて」「私の知ってるそうたくんじゃないみたい」わはははははは。もう一生眼鏡をかけたまま生活したまえ青年。 ・「先輩」「録音するから今のもう一回」そこで普段はどうなんですかってスネるよりよっぽどいいぞ。逞しくなったな青年。 口封じの話 ・耳元での囁きにはめっぽう弱いのかな?それ以外にも弱点多そうなイメージですが。 ・「いじわるするおくちも」「ちゅうしちゃえばしゃべれなく」愚かわいいなぁ。 ・ぷはっが生々しくて好きです。 ・長い長い長い。でも語尾にハートマークついているところを見るとまんざらでもないご様子。 ・いやはやご馳走様でした。 充電の話 ・「じゅ〜〜〜でん」「ぎゅーするだけでいいんスか」「ん〜〜〜これは充電なので」必須元素そうたニウムですねわかります。 ・「そうたくんとこれ以上のことをしはじめたら」「代わりにちがうモノが減っちゃうからダメ」ペース配分間違えるとまた寝坊して会社でいらぬ恥をかいちゃいますからね。毎日会えて毎日お泊まり可能だからこそ、その辺は大事。でもそうやって計算ができるようになるとビギナー脱出した感があって余計にニヤニヤしてしまいます。 ・抱きつかれたことよりも発言と表情の方でムラッと来てるっぽいのが、長年の中学生男子っぷりからいよいよ脱却したなぁって思っちゃう。 ・「またためてよ」「だーめ しませんっ」防御としてお口塞ぎにかかるのが生々しい。でもなんか結局ほだされて逃げきれなさそうな‥‥。 透け感の話 ・「いつも思うんスけど」「タイツって寒くないんですか?」おっさんなのでそもそもタイツ=分厚いイメージです。 ・「ごらん」ドヤ顔大好きなので供給ありがたいです。 ・「これは透けて見えるだけで」「実際はめちゃぶ厚いのさ」そして合法的におみ足を凝視できるありがたみ。 ・いつもの無表情に見えてこれは内心ショックを受けている顔だな! ・「そうやってひっぱられると皮フ伸びてるみたいでキモいスね」「それはちょっと思う」こういう感想を共有できる2人だからそうさわは見ていて飽きないし楽しい。 ハッピーバースデーそうたくん ・でれっでれの顔よりお前何が不満なんだって言いたくなるようなこういう表情のほうが青年らしくていいですな。 ・やってくれた人に喜んでいるのが伝われば何も問題はないのです。 |
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プロフィール
旧世代オタクなので言う事も発想も古いです。
HN:
ふさ千明
年齢:
49
性別:
男性
誕生日:
1975/04/02
職業:
今さらですが非公開に変更
趣味:
読書、創作活動(文章のみ)、野球観戦、旅行、食べ歩き
自己紹介:
四十路オタです。そんな年齢なので言う事やる事古くさくてすいません。
艦これ提督ですがリポートをここにあげたりとかいう事はしておりません。攻略記事を書けるほど上手でもないので。 一次創作及び二次創作に関してはpixivで発表しております。興味をお持ちいただいた方は上部のリンクからお願いいたします。
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